現地調査で床下を見させていただくことがあります。
なぜ床下を見るかというと、そこには建物の情報がたくさんあるからです。
部屋を見るだけでは分からないことも、床下を見ることで分かる場合があります。
例えば構造です。住宅は木造や鉄骨造、コンクリート造があります。
木造にも在来軸組工法、2×4工法、伝統構法があり、リフォームを計画するうえで、どの構造であるか知っておく必要があります。
断熱性能においては床と壁に断熱材は入っているか知ることができます。
入っている場合、どのような性能のものが使われているかも分かります。
また、住宅は換気や給排水の配管が施工されていますが、床下を見ると、配管の仕様やどこからどこに配管されているかが分かることがあります。
新築されたときの資料がしっかり保存されていれば良いのですが不足している場合は現場で目視するしかありません。
床下を見ることができれば建物をより深く知ることができるのです。