こんにちは。
今回は寝室ーベッド編ーです!
毎日の睡眠の質を大きく左右する「マットレス」。
その快適さを決める重要なポイントの一つが、内部に使われているコイルの種類です。
マットレスの中には「コイル」と呼ばれるバネが入っていて、それが寝心地や体へのフィット感を大きく左右します。
今回は、よく耳にする2つの代表的なタイプ——「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」について、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます!
体にフィットしやすい柔らかさ、ポケットコイル
ポケットコイルとは、小さなコイルを一つひとつ袋に包んだ構造のマットレスです。
コイルが独立しているため、それぞれが個別に動くことができ、体の曲線に沿ってしっかりとフィットしてくれます。
体を「点」で支えるような感覚があり、腰や肩などにかかる圧力を分散するのが得意です。
この構造のおかげで、横になったときに包み込まれるような柔らかめの寝心地が得られるのが特徴です。
特に横向きで寝る人や、マットレスに体を預けるように寝たい人には、ポケットコイルがぴったりです。
また、振動が伝わりにくいという点も大きなメリットです。隣で寝ている人が寝返りを打っても、その動きが伝わりにくく、快適な眠りを妨げません。
パートナーと一緒に寝る方には特におすすめです。
ただし、構造が複雑な分、価格はやや高め。また、コイルが袋に包まれていることで通気性はあまり高くないため、湿気対策として除湿シートを敷くなどの工夫が必要です。
通気性と耐久性に優れたしっかり感、ボンネルコイル
一方、ボンネルコイルは、コイル同士をワイヤーで連結し、マット全体で体を支える仕組みになっています。
体を「面」で支えるため、沈み込みが少なく、しっかりとした硬めの寝心地が特徴です。
まるで畳の上に布団を敷いて寝ているような感覚に近いかもしれません。
この構造は、通気性の良さにもつながっており、湿気がこもりにくく、マットレス内部を清潔に保ちやすいという利点があります。
加えて、コイル同士が支え合っているので耐久性にも優れており、長期間使いたい人にも向いています。
ただし、ポケットコイルと違ってコイルが連動しているため、誰かが動くとその振動がマットレス全体に伝わりやすいのが難点です。
二人で寝ていると、相手の寝返りが気になってしまうこともあるかもしれません。
また、体圧の分散力に関してはポケットコイルよりやや劣るため、寝姿勢によっては体の一部に負担がかかってしまうことも。
特に体重が一点にかかりやすい人や、長時間同じ姿勢で眠る人は注意が必要です。
自分に合ったコイルを選ぶことが、快適な眠りへの第一歩
ポケットコイルとボンネルコイル、それぞれに良さがあります。
柔らかさや体へのフィット感、振動の少なさを重視するならポケットコイル。
通気性やしっかりとした寝心地、コストパフォーマンスを重視するならボンネルコイル。
大切なのは、自分の体に合ったマットレスを選ぶことです。
「朝起きたときに体が痛い」「寝返りが打ちにくい」と感じるなら、今のマットレスが体に合っていないサインかもしれません。
寝具は毎日の生活に直結するもの。だからこそ、一度しっかりと比較して、自分にぴったりの一枚を見つけてみてくださいね。
山根木材本社にあるデジマストックでも実際に寝心地を体験することができるのでぜひ訪れてみてください!