大型家具や家電の処分方法は?リフォーム時の不用品処分の費用相場

  • 作成日:2023/11/15
  • 更新日:2024/09/10
  • 編集者:山根木材メディア編集部
大型家具や家電の処分方法は?リフォーム時の不用品処分の費用相場

リフォームや引越しの際に、大型の家具や家電の処分が必要な場合があります。自分では搬出できないようなサイズの不用品処分は簡単ではなく、方法が分からずに困ってしまう方もいるでしょう。サイズが大きいまたは一般ゴミとして捨てられない不用品を処分するには、一定の手間やコストがかかります。

今回の記事では、主に大型家具を処分する方法や必要な費用についてまとめました。
不用品や自分の状況に合わせて最適な処分方法を選択しましょう。

家具を処分する方法と必要な費用の目安

処分費用

家具・家電を処分する方法にはさまざまなものがあり、各処分方法にはメリットとデメリットが存在します。
ここでは、それぞれの処分方法の特徴と費用の相場をまとめました。
最適な不用品の処分方法についてご紹介します。

①粗大ゴミとして地方自治体に回収してもらう

最も少ない費用で不用品を処分する方法は、粗大ゴミとして地方自治体に回収を依頼することです。
お住まいの地域により必要な費用やルールが異なりますが、大半の地方自治体には粗大ゴミ回収サービスが用意されています。
一般的な粗大ゴミ回収の流れは次の通りです。

  1. 地方自治体の粗大ゴミ回収サービスについて市役所や役場に問い合わせる
  2. 電話またはインターネットなどで粗大ゴミ回収の申し込みをする
  3. 申し込み時に回収日や回収場所の指定を受ける
  4. 粗大ゴミ処分用のシールをコンビニやスーパーなどで購入する
  5. 指定された日時に不用品にシールを貼り、指定の場所に置いておく

地方自治体の粗大ゴミ処分にかかる費用は不用品のサイズで異なりますが、500円〜3,000円程度で済みます。
ただし、指定の日時まで不用品を処分できないのみでなく、自宅から指定された場所まで不用品を自分で運ばなくてはいけません。不用品のサイズが大きい場合や移動経路に階段がある時には、搬出ハードルがより高くなるでしょう。

また、地方自治体の中にはゴミ処理センターへの持ち込みで、粗大ゴミが処分可能なサービスを用意している地域もあります。ゴミ処理センターへの持ち込みは、自分で不用品の搬出と移動が可能な場合に限ります。
地方自治体の粗大ゴミ回収サービスや持ち込みサービスを活用するためには、不用品が自分で搬出可能なサイズである必要があります。

②フリマアプリやオークションアプリを活用する

フリマアプリやオークションアプリを活用して不用品を売却し、収益を得ることもできます。
ただし、フリマアプリで売却した商品は何らかの方法で買い手に届けなければいけないため、送料とアプリ使用手数料を計算した取引をする必要があります。

大型の不用品は送料も高額になることから、サイズの大きな不用品の処分方法としては現実的な手段とは言えないでしょう。また、そもそも需要がない商品には買い手がつきません。

フリマアプリイメージ

③不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者を活用すれば、自分で搬出できないようなサイズの不用品も引き取ってもらえます。一般的な不用品回収業者は大型家具や家電の搬出に慣れているため、プロの手を借りて最小限の労力で不用品を処分できるでしょう。

不用品回収業者は地方自治体のサービスではないことから、土日はもちろん夜間や早朝の作業も依頼可能な場合があります。ただし、不用品回収業者の利用には一定のコストがかかります。

不用品回収業者で不用品回収にかかる費用の目安は次の通りです。

  • ベッド 8,000円〜
  • テーブル 5,000円〜
  • ソファ 8,000円〜
  • タンス 8,000円〜
  • 本棚 5,000円〜
  • 冷蔵庫 9,000円〜
  • テレビ 5,000円〜

この料金には、人件費や出張費も含まれています。また、指定したトラックのサイズまで不用品を積み放題のプランを用意している業者が多く、軽トラック積み放題プランなら20,000円程度から利用できます。

一度に複数の不用品を処分したいと考えているのなら、このようなプランを活用するのがおすすめです。不用品の量やサイズに合わせた正確な費用を確認したい方は、不用品回収業者の見積もりサービスを活用しましょう。

④引越し業者に処分を依頼する

一時退去が必要となる大規模なリフォームをする際は、多くの方が引越し業者を使うでしょう。引越しのタイミングで不用品処分を考えている方は、引越し業者の不用品回収サービスを活用するという手段もあります。

不用品のサイズ次第で必要なコストが異なりますが、引越しと同時に不用品を処分可能です。
引越し業者での不用品回収にかかる費用の目安は以下のとおりです。

  • ベッド 3,000円〜
  • テーブル 3,500円〜
  • ソファ 2,500円〜

引越し費用とは別に上記のような不用品回収費用がかかります。正確な不用品回収費用については、引越し費用と一緒に見積もりを依頼すると良いでしょう。回収できる不用品の種類が限定される可能性もあるため、事前に問い合わせが必要です。

また、あくまで引越しと同時に依頼する不用品処分の方法であり、大半の引越し業者では不用品処分のみの依頼はできません。

引越し業者イメージ

⑤家具・家電の買い替えの場合は購入店の引取りサービスを使う

家具・家電の買い替えが原因で不用品が出る場合には、新しい家具・家電の販売店の引き取りサービスを活用することをおすすめします。引き取りサービスは不用品の種類によって無料または有料になります。
ただし、家具・家電の買い替え時のみに利用可能なサービスであり、使用できる方は限られています。

⑥知人や友人にゆずる

不用品がまだ使用可能な場合は、知人や友人に不用品を譲るという手段もあります。不用品のリサイクルができる方法ではあるものの、需要が少ない家具・家電は引き取り先が見つかりにくいでしょう。

⑦部屋片づけ業者を利用する

不用品の量が多い場合や片付けが苦手で部屋全体が荒れてしまっている時には、部屋の片付け業者を活用するのもおすすめです。部屋片付け業者ではゴミ屋敷のような荒れた部屋も美しい状態に変えられます。室内にあるゴミを正しく分別し、適切な方法で処分してくれます。

部屋片付けサービスの費用相場は次の通りです。

  • 1R・1K(作業員1~2名) 30,000円〜80,000円
  • 1DK(作業員2〜3名) 50,000円〜120,000円
  • 2DK(作業員2〜5名) 90,000円〜250,000円
  • 3DK(作業員3〜7名) 150,000円〜400,000円

一見高額に見えますが、不用品が多く片付けの手間もかかる状態の方は、不用品処分から片付けまでプロに任せた方が良い場合もあります。

処分費用がかからない・買取が依頼できる場合もある

リサイクルショップや不用品回収業者の出張買取サービスを活用すれば、不用品を買い取ってもらえることがあります。ただし、買取可能な不用品は状態が良く需要があるものに限られます。

自分の不用品が、値がつくものであるか分からない方は、無料の出張買取・査定を依頼するか、電話やインターネットの相談窓口を活用すると良いでしょう。特にまだ使用可能なもの・ブランド商品・使用年数が浅い不用品は、買取の可否を確認することが大切です。

高値で家具を買い取ってもらうためにできること

高価買取を期待するなら、普段から家具や家電を綺麗に使う・購入時の備品を全て残しておく・査定前に掃除しておくことが大切です。また、購入段階で売却を前提とした買い物をするのも良いでしょう。
一般的にはブランド商品を含む需要が多い商品の方が、高い買取価格が設定されます。

購入時の取扱説明書や保証書が残されているだけで、買取価格が上昇する場合もあります。価値のある不用品を売却する時には、可能な限り複数の買取サービスを比較し、損のない取引をすることが大切です。

自分で運び出せない大型家具の処分方法は限られる

大型家具の処分イメージ

自分で住まいから運び出せない大型家具や家電の処分方法は多くありません。梱包して配送可能なフリマアプリや自治体の粗大ゴミ回収サービスを活用できないため、一定の処分コストがかかります。

ただし、買取価格がつくような価値のあるものは、不用品の処分費用をかけずに済みます。まずは自分の不用品が需要のあるものかどうか考えてみることをおすすめします。売却可能な不用品の処分を考えているのなら購入時の備品を揃え、不用品自体を掃除し、少しでも良い査定結果が出るようにしましょう。

まとめ

大型の家具や家電を処分するためには、多くの労力やコストがかかります。特に自分の力で運べないような家具の処分は難しいです。

ただし、不用品回収業者やリサイクルショップの出張買取サービスを使えば、プロが指定した日時に不用品を回収してもらえます。場合によっては買取可能なこともあるでしょう。大型家具や家電の処分は無理に自分で行おうと考えず、プロに任せてみてください。

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