一人暮らしで戸建て住宅を建築|知っておくべきポイントを解説

  • 作成日:2024/02/15
  • 更新日:2024/09/11
  • 編集者:山根木材メディア編集部
一人暮らしで戸建て住宅を建築|知っておくべきポイントを解説

一人暮らしで戸建てに暮らすのは「家が広すぎる」「管理が大変」というマイナスのイメージを持つ方が多いようですが、戸建て住宅は自分の好きなようにアレンジ可能で、戸建てだからこそ楽しめる特別な時間があるものです。
今回の記事では一人暮らしの方が戸建てを建築するメリットやデメリットとともに、具体的な建築費用の目安をまとめました。
一人で暮らす戸建て住宅に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

一人暮らしでも戸建てに住みたい・集合住宅が合わないと感じる方は多い

夕方に明かりをともして作業をする女性

単身かどうかに限らず、集合住宅での生活が自分に合わないと感じる方は多いです。
集合住宅では簡単に引越しができる・建物の修繕は管理会社に任せられるなどのメリットがあるものの、住宅に求める自由度が低く、近隣の住宅との距離が近すぎるというデメリットも存在します。
特にプライバシーをしっかり確保したいと考えている方や、楽器・スポーツなどの趣味を持つ方が「集合住宅では暮らしにくい」と感じるのは必然的なことだと言えます。

一人暮らしの方が戸建て住宅を建築するメリット

部屋で一人くつろぐ檀瀬

まずは一人暮らしの方が戸建て住宅を建築する利点についてまとめました。デメリットが目立つように感じる一人暮らしの戸建て住宅ですが、実際にはメリットも多くあります。

自分の資産として残せる

分譲マンションも同様ですが、賃貸ではなく自分で購入した物件は自分の資産になります。
そのため、長く価値が下がらない立地・建物の住宅を購入すれば、不要になった時や、もしもの時に売却したり貸し出したりできるのです。
ただし、希望通りの価格で売却や賃貸が実現可能かどうかは、事前に確認することはできません。

家賃を払い続けなくて良くなる

賃貸の集合住宅に暮らしている方は、家賃や管理費を毎月支払わなければいけません。戸建て住宅建築後も、大半の方は住宅ローンを払い続ける必要がありますが、いずれローンを完済すれば毎月の出費を大きく減らすことができます。
また、戸建て住宅では定期的なリフォームやメンテナンスの費用がかかりますが、そのタイミングは自分で判断できます。
戸建ての購入は非常に高額なように思えるものの、賃貸住宅に払う家賃の総額を考えると、必ずしも戸建て住宅が贅沢な買い物だとは言えない場合もあります。

騒音に悩む・音を気にして生活せずに済む

住宅が密集している地域では、戸建て住宅でも多少の騒音が気になる可能性はありますが、集合住宅のように他人と同じ建物で暮らしているわけではないため、騒音問題は大きく改善します。
特に音に敏感だと自覚している方や、自宅で楽器を演奏する方は防音性能が高い住宅を建築すると良いでしょう。

趣味を楽しみやすい・趣味を反映した暮らしができる

一人暮らしで戸建て住宅を建築する方の多くは、趣味を思う存分楽しみたいと考えています。
自動車やバイクのメンテナンスが可能なガレージを設けたり、楽器を演奏する防音室を設置したり、広い土間にアウトドア用品を並べるなど、注文住宅の戸建てであれば自分の思い通りの設備を形にすることができます。

ペットとのびのびと暮らせる

庭でくつろぐ大型犬

ペットと暮らせる集合住宅は増加傾向にあるものの、まだまだその数は少なく、ペット可物件でも種類や数、大きさが限られている場合があります。
戸建て住宅にはペットに関するルールは存在しないため、多頭飼育や大型犬との暮らしも実現可能です。
部屋と庭を行き来する、ペットと自由でのびのびとした生活を送ることができます。

駐車場代を払う必要がなくなる

集合住宅では、家賃とは別に駐車場代を支払う必要がある物件が多く、特に都市部では高額な駐車場代が家計の負担だと感じている方もいます。
戸建ては敷地内に駐車場を設けることが可能なため、駐車場代を節約できるのみでなく駐車場から自宅までの移動も楽になります。

一人暮らしの方が戸建て住宅を建築するデメリット

一人暮らしの方が戸建て住宅を建築する際には、メリットのみでなくデメリットも存在します。
ここでは、戸建て住宅に暮らすデメリットをまとめました。

掃除や管理の手間が増える

一般的な戸建て住宅は、集合住宅と比較して面積が広く、段差や部屋数も多いため、掃除の手間も増えるものです。また、庭がある場合には庭の手入れ・外壁のメンテナンスなども必要になります。
さらに住宅内の設備に問題が起こった場合、集合住宅なら管理会社に問い合わせれば良いですが、戸建て住宅では自分で修理業者を探して修繕費も支払わなければいけません。

住宅建築時やリフォーム時には多くのコストが必要

何十年も集合住宅に家賃や管理費を払うことを考えると、トータルコストに大きな違いがない場合もありますが、戸建て住宅では住宅建築時やリフォーム時に多くのコストが必要です。
しかし、少ない頭金でも住宅ローンの活用により戸建て住宅の建築が可能な事例が多く、また補助金も活用することで、一時的な費用負担を最小限に抑えることもできます。

集合住宅よりも光熱費が上がりやすい

集合住宅と比較して戸建て住宅は面積が広く部屋数が多くなることから、光熱費が上がりやすいです。
ただし、気密性・断熱性が高い住宅を建築すれば、光熱費の上昇を予防できます。
断熱性が高い住宅については、こちらの記事を参考にしてください。

固定資産税の支払い義務が発生する

戸建て住宅と土地は個人の資産になり、毎年固定資産税・都市計画税を支払う義務があります。
税額は住宅の広さや立地に応じて大きく異なるため、事前に確認しておいてください。

一人暮らし用の戸建て住宅を建築する際にかかる費用の目安

計画をする二人の手元

一人暮らし用の戸建て住宅を建築する際に必要な費用の相場は、住宅の広さやグレードにより異なるものの、1LDK〜2LDKのコンパクトなサイズであれば1,000〜1,800万円程度になります。
必要最低限の設備で暮らしたいと考えているのなら、より費用を抑えることもできるので、事前に建築会社やハウスメーカーに予算について相談すると良いでしょう。

一人暮らしで戸建てを建築する際に知っておくべきポイント

一人暮らしで戸建て住宅を建築する方は、事前に以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。

高齢になってからも生活しやすい工夫を施しておく

建築した住宅で長く快適に暮らすためには、今の自分だけでなく高齢になった自分が負担を感じずに暮らせる設備を考える必要があります。
段差が多い住宅での暮らしは、年々辛く感じている方が多くいらっしゃいます。

賃貸や売却の可能性も考えておく

建築した住宅に暮らせなくなる・暮らさなくなる可能性を考えて、期待通りの価格での貸し出しや売却のしやすい立地の選択をおすすめします。
また、あまりに独特な間取り・設備は、賃貸や売却時の価格に悪い影響を与えることがあります。

生活スタイルが変わった場合も考えて広さには余裕を持つ

一人暮らしを前提とした住宅はコンパクトさを追求する傾向がありますが、家族や友人が宿泊する可能性や生活スタイルが変わった時のことを考えると、ある程度広さに余裕を持たせておくと安心です。
とはいえ、広すぎる住宅は管理の負担が重くなるため、適度なサイズで考えることがポイントです。

戸建ての建築が向いている方の特徴

こじんまりした小さな家の内装

一人暮らしの方で、集合住宅での暮らしよりも戸建て住宅での暮らしの方が向いている方の特徴には、次のようなものがあります。
自分が戸建て住宅建築に適しているか参考にしてみてください。

戸建てでしか楽しめない趣味を持っている

ガーデニング・楽器の演奏・アウトドアスポーツなど戸建てでしか楽しむことが難しい趣味を持っている方は、思う存分趣味を満喫するために戸建て住宅がおすすめです。

ペットと一緒に暮らしたいと考えている

ペットとのびのびとした生活を送りたいと考えている方にも、戸建て住宅をおすすめします。小型犬や猫であれば集合住宅でも飼育可能であるものの、物件の選択肢が限られたり家賃が上がったりする可能性があります。
また、十分な面積や庭がある環境の方が、ペットとの暮らしが快適なものになります。

間取りにこだわりがあり掃除やメンテナンスも苦にならない

住宅の間取りや性能にこだわりがあり、普段から自宅の掃除・メンテナンスを面倒だと感じない方は、戸建て住宅での生活が向いています。
特に日曜大工が好きな方なら、自分でマイホームに手を加えながらの生活も楽しむことができます。

収入にある程度の余裕がある

戸建てには初期費用の他にも、リフォームやメンテナンスなど、建築後も住宅ローンの支払いとは別に一定のコストがかかります。
そのため、収入が安定しており余裕がある方が戸建て建築に適しています。

現在すでに土地を所有している

相続などを理由にすでに土地を所有しているのなら、建築費用のみで戸建て住宅が手に入ります。
土地代は立地によっては建物以上の購入費用がかかるものですが、土地をすでに所有しているのなら、土地代を抑えた価格で戸建てを手にすることが可能です。

集合住宅での生活にストレスを感じる

すでに集合住宅での生活にストレスを感じている方は、戸建て住宅の建築を検討してはいかがでしょう。
ただし、戸建て住宅でも近隣住民との付き合いがゼロになるわけではありません。集合住宅のご近所トラブルに悩んでいるのなら、戸建て住宅を建築する前に周辺の環境を十分確認しましょう。
そもそも民家が少ない地域や隣家との距離が確保できる立地なら、快適に暮らせる可能性が高くなります。

まとめ

一人暮らしの方が戸建てを建築すると、楽しめる趣味が増える・ペットと暮らせる・住宅が資産になるなどのメリットがあります。
管理やメンテナンスの手間が増えるなどのデメリットはありますが、集合住宅での生活よりも戸建て住宅での生活の方が快適と感じるポイントはたくさんあります。
現段階で集合住宅での生活に不満があるのなら、戸建て住宅の建築を検討してみてはいかがでしょう。

広島・東広島・福山で理想の注文住宅を建てたいなら、広島を中心に累積1万棟を超える注文住宅を手がけてきた山根木材にご相談ください。
私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったプランをご提案します。

お問い合わせ・資料請求は、下記お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

山根木材ホームウェブサイト

人気の記事

  • 乾太くんを設置しているランドリールーム

    2023/11/06

    乾太くんのメリットとデメリットは?ガス代や電気代、設置費用も解説

  • 福岡県の県民性は?福岡県民の魅力や男性・女性の特徴について解説

    2024/01/24

    福岡県の県民性は?福岡県民の魅力や男性・女性の特徴について解説

  • 広島県の県民性は?広島県民の魅力や男性・女性の特徴について解説

    2024/01/24

    広島県の県民性は?広島県民の魅力や男性・女性の特徴について解説

  • 子ども部屋は4畳が無駄なく使いやすい!メリット・デメリットを解説

    2024/06/20

    子ども部屋は4畳が無駄なく使いやすい!メリット・デメリットを解説

  • 福岡県は子育てしやすい移住先|子育て支援制度とおすすめエリアを紹介

    2024/02/15

    福岡県は子育てしやすい移住先|子育て支援制度とおすすめエリアを紹介