今日は、山根木材の中古住宅ブランドSTOCKHOMEのリノベーション実例をご紹介します。
STOCKHOMEは、「木の家を永く住み継ぐ」ために取り組んでいる事業で、山根木材のオーナー様の家を中心に買い取りを行い、改修して次の住まい手様へ再販しています。
木の家の性能を高め、現代のライフスタイルに合った家へと生まれ変わらせるリノベーションを行います。
今回ご紹介するのは山根木材施工ではありませんが、築46年の木造2階建の家です。
買い取り後、まずは「住診」を行いました。
床下や小屋裏(屋根裏)など、普段は見えない部分も点検していきます。
床下点検では、
- シロアリ被害の有無
- 木部の腐朽やカビの状況
- 給排水管などの水漏れの有無
などを確認していきます。
この家の床下調査で分かったことは、2つ。
- 現在は生息していないもののシロアリの食害痕がある
- 床下の水分率が高く、水回りを中心に木部の腐朽がある
このため防蟻処理と、床下換気扇の設置、腐朽した木材の取替えを行いました。
小屋裏の点検では、
- 雨漏り等による水染みの有無
- 断熱材の有無や状態
- 桁や柱の状態、接合金物等の設置状況
などを確認していきます。
この家では水染み痕などはありませんでしたが、天井に断熱材が施工されていませんでした。
これでは夏は太陽光で暖められた小屋裏の熱が伝わり室内が暑く、冬は暖房などで暖まった室内の熱が天井から逃げてしまいます…
改修工事では床・壁・天井部に断熱材を施工しました。
今回の改修では叶わなかったものの、窓の断熱リフォームをすればもっと暖かく、夏も冷房が効きやすい家になります。
窓の性能が与える影響についてはまたの機会にお話しますね。
改修後はこのようになりました。
10帖半だったLDKは隣接した和室と一体化して19帖の広がりある空間に。
家事にも、在宅ワークにも、ウォークインクローゼットとしても使えるカウンタースペース。
元々は押入れだったスペースです。
築年数が古いお家のリノベーションをご検討の方は、山根木材リモデリングまでぜひご連絡ください!