築46年の家 リノベーションレポート

  • 作成日:2025/03/14
  • 更新日:2025/03/14
築46年の家 リノベーションレポート

今日は、山根木材の中古住宅ブランドSTOCKHOMEのリノベーション実例をご紹介します。

STOCKHOMEは、「木の家を永く住み継ぐ」ために取り組んでいる事業で、山根木材のオーナー様の家を中心に買い取りを行い、改修して次の住まい手様へ再販しています。
木の家の性能を高め、現代のライフスタイルに合った家へと生まれ変わらせるリノベーションを行います。

今回ご紹介するのは山根木材施工ではありませんが、築46年の木造2階建の家です。

築46年のリノベーション前の家

リノベーション前のキッチン

リノベーション前の和室 

買い取り後、まずは「住診」を行いました。
床下や小屋裏(屋根裏)など、普段は見えない部分も点検していきます。

床下点検では、

  • シロアリ被害の有無
  • 木部の腐朽やカビの状況
  • 給排水管などの水漏れの有無

などを確認していきます。

床下調査

この家の床下調査で分かったことは、2つ。

  • 現在は生息していないもののシロアリの食害痕がある
  • 床下の水分率が高く、水回りを中心に木部の腐朽がある

このため防蟻処理と、床下換気扇の設置、腐朽した木材の取替えを行いました。

小屋裏の点検では、

  • 雨漏り等による水染みの有無
  • 断熱材の有無や状態
  • 桁や柱の状態、接合金物等の設置状況

などを確認していきます。

小屋裏の点検

この家では水染み痕などはありませんでしたが、天井に断熱材が施工されていませんでした。
これでは夏は太陽光で暖められた小屋裏の熱が伝わり室内が暑く、冬は暖房などで暖まった室内の熱が天井から逃げてしまいます…
改修工事では床・壁・天井部に断熱材を施工しました。

今回の改修では叶わなかったものの、窓の断熱リフォームをすればもっと暖かく、夏も冷房が効きやすい家になります。
窓の性能が与える影響についてはまたの機会にお話しますね。

改修後はこのようになりました。

築46年のリノベーション後の物件の外観

10帖半だったLDKは隣接した和室と一体化して19帖の広がりある空間に。

シャンデリアと無垢の床が特徴的な広いリビング

家事にも、在宅ワークにも、ウォークインクローゼットとしても使えるカウンタースペース。
元々は押入れだったスペースです。

無垢の机が特徴的なウォークインクローゼット

築年数が古いお家のリノベーションをご検討の方は、山根木材リモデリングまでぜひご連絡ください!