注文住宅で後悔しやすいポイント13選!失敗しないための対策も解説

  • 作成日:2024/07/26
  • 更新日:2024/09/11
  • 編集者:山根木材メディア編集部
注文住宅で後悔しやすいポイント13選!失敗しないための対策も解説
目次

家づくりは一生に一度あるかないかの経験です。そのため、自分の理想やこだわりを実現できる注文住宅に憧れる方が多いかもしれません。
しかしながら、ネット上には「注文住宅を建てたものの後悔ばかり…」といった口コミも散見され、不安に感じる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、一生に一度の大切な家づくりを後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
実際に家を建てた人の失敗事例をしっかりと学び、その中から回避策を見つけることで、あなたの家づくりは成功へと導かれるはずです。ぜひ参考にしてください。

注文住宅が失敗・後悔しやすい理由3選

間取り図の上に建設途中の家の模型が乗っている

なぜ「注文住宅を建てて後悔した」と感じる人が多いのでしょうか。
その理由を、同じ新築戸建てである分譲住宅と比較しながら解説します。

理由その①:完成まで仕上がりが分からないから

完成済みの分譲住宅は、購入を決める前に間取り・動線・壁や床の手触りなどを一つ一つ確認することができます。
気に入れば契約・購入してすぐにでも入居できるため、流れがスムーズです。

一方の注文住宅は、完成するまで仕上がりが分かりません。
打ち合わせではイラストや3DCGなどで建物の概要を把握するしかないため、完成後に「イメージしていたものと違っていた」ということが起こりえます。

また、注文住宅は土地探しに始まり施工会社選び、設計・工事と数多くのステップを踏む必要があり、入居できるまでに早くても1年程度かかるのが一般的です。
特に時間がかかるのがプラン決めで、判断に迷うと時間がどんどん過ぎてしまいます。
例えば「子どもの入園・入学に合わせて」など入居時期に希望がある場合、つい妥協してしまい、入居してから不満を持つケースもあるようです。

理由その②:設計の自由度が高い分、建築費用も高くなるから

注文住宅は自由に設計できるため理想を多く叶えられる反面、建築費用が高くなりがちです。
ジャグジーや暖炉など一般家庭では珍しい設備を導入できるのも注文住宅のメリットですが、日常的に使用するかどうかは慎重に考えるべきでしょう。
ほとんど使わないということになれば、費用をかけてもムダになってしまいます。

また、土地探しから始める場合、建物に予算の多くを費やすとなると立地に妥協するしかありません。
その結果、通勤・通学など生活が不便になり、後悔するケースが見られます。

理由その③:ライフスタイルの変化を考えずに設計してしまうから

現在の生活だけを考えて流行の間取りを取り入れたことが、後悔につながる可能性もあります。
長く快適に住み続けられる家にするには、子どもの成長や独立、自分たちの老後の生活など、ライフスタイルの変化を具体的にイメージすることが大切です。

例えば、3階建て住宅は狭小地でも十分な居住スペースを確保できるというメリットがありますが、老後も問題なく階段の上り下りができるでしょうか。
不便を感じるようになったら住み替えるのも一つの考え方ですが、持ち家は賃貸住宅のように気軽に引っ越せないため、不満を抱えながら住み続けているケースは珍しくありません。

注文住宅の後悔事例ランキング

実際に注文住宅を建てた人が後悔している点について、株式会社AZWAYが行ったアンケート結果を紹介します。
同調査では、全体の8割以上がマイホームについて「70%以上の満足度」を感じていることが分かりました。

ただし「失敗したと思うところがある」と答えた人も、85.5%と高い割合を占めています。具体的には次のとおりです。

順位 項目
1位 間取り
2位 収納が少ない
3位 立地や環境
4位 駐車場
5位 住宅ローンの支払い、住宅設備

※出典:【家づくりで失敗したと思ったことランキング】男女393人アンケート調査|株式会社AZWAY

特に失敗したと感じている人が多いのは「間取り」です。
残り14.5%の家づくりに失敗を感じていない人からは、成功ポイントとして次のような意見が寄せられました。

  • 将来のことまで見据えて家族で細部まで話し合って決めた
  • 土地や家について徹底的に調べ上げた
  • 住宅メーカーと念入りに打ち合わせをした

注文住宅で失敗・後悔しやすいポイント13選

木板の上にREGRETのロゴが置いてある

前出のアンケート結果を交えながら、ここからは注文住宅で失敗・後悔しやすいポイントを深掘りしていきます。
具体的な失敗事例、回避するための注意点などを紹介しますので、参考にしてください。

失敗・後悔しやすい①「間取り・動線」

間取りや動線については、次のような失敗事例が挙げられます。

  • レイアウトが使いにくく、動線にストレスを感じる
  • 間口が狭く、家具を入れられなかった
  • 生活を始めてみて、使わないスペースがあることに気づいた
  • リビングが狭い
  • 水回りが使いにくい など

家事動線や生活動線をしっかりと考慮しないと、いざ生活を始めてからストレスを感じる可能性が高くなります。

例えば住宅密集地では、明るく風通しの良い2階にLDKを設けるプランが魅力的に思えるかもしれません。
ただし、食材を大量に購入したときなど、重い荷物を抱えて何度も階段を往復することになります。

特に高齢になると階段の上り下りが負担になるため、後悔につながるのではないでしょうか。
このように、間取りや動線を考えるときは現在の生活だけでなく、10年先・20年先の生活をイメージすることが重要です。

失敗・後悔しやすい②「収納」

収納については、次のような後悔の声が聞かれます。

  • 子どものものが増えて、収納スペースが足りなくなった
  • 大容量の収納スペースを確保したのにモノが散乱する
  • 収納を確保しなかったため、タンスや棚で部屋が狭くなった など

間取りで最も失敗しやすい点の一つが収納不足です。
大きな収納スペースを確保すれば安心と考えがちですが、日々の暮らしでは細かい収納スペースがあった方が使い勝手がよいでしょう。
クローゼットや押し入れなどの大きな収納だけでなく、キッチンや洗面所など各エリアに適した収納スペースを設けるようにすれば、必要なものをすぐに取り出せてスムーズです。

また、部屋ごとに必要な収納スペースを確保することも大切です。
寝室には衣類を収納するためのクローゼット、リビングには書籍や雑貨を収納するための棚など、それぞれの部屋の用途に応じた収納スペースを計画しましょう。
事前に部屋ごとの収納リストを作っておくと、必要な収納スペースの量や配置を具体的にイメージしやすくなります。

失敗・後悔しやすいポイント③「外観・内観デザイン」

外観や内観のデザインは、家づくりの満足度を大いに左右する要素です。
ただし、機能性よりもデザイン性を重視して選ぶと、次のような失敗や後悔につながります。

  • サンプルで気に入った壁紙だが、イメージした部屋にならなかった
  • 家族がそれぞれ好みの壁紙を選んだため、統一感がなく落ち着かない
  • 高価な無垢材の床がすぐに傷だらけになってしまった
  • 個性的な外観のため、周囲の景観から浮いている
  • 外装材に淡い色を選んだため、汚れが目立つ など

まず、床材や壁紙などの内装は、実際の大きさになるとイメージが変わりやすいことを意識しましょう。
明度や面積効果によって見え方が異なり、サンプルで選んだ時とは異なる印象を受けることがあります。
店舗やショールームで見たときには美しく見えたカラーや質感も、実際に適用すると重たく感じたり、逆に薄すぎたりすることがあります。

また、テーマを統一せずに異なるデザインやカラーの要素を無秩序に取り入れると、全体の調和が取れず、居心地の悪い空間になりがちです。
長く住む家だからこそ、外観・内観ともに好みや見た目の美しさだけでなく、実用性や耐久性などの機能面も考慮しながら選ぶようにしましょう。

失敗・後悔しやすいポイント④「設備」

住宅設備は一つ一つの選択肢が多く、特に悩みがちです。
平松建築株式会社によるアンケート調査では、「自宅の住宅設備について後悔しているか?」という質問に、「ある」と回答した人が48.3%に上りました。
特に後悔の多かった設備は次のとおりです。

順位 項目
1位 ベランダ
2位 性能の低い窓
3位 浴室の窓
4位 窯業系サイディング
5位 キッチンの吊戸棚

※出典:平松建築株式会社 調べ

1位のベランダは当たり前のように設置することが多いですが、近年は室内で洗濯を完結させるランドリールームが人気です。
ベランダを設置するとその分の費用がかかる一方で、雨漏りの確率が高くメンテナンス費用がかかります。
そのため、「必要なかった」と後悔するケースが増えています。浴室の窓やキッチンの吊戸棚も、実際に住んでみて「不要」と感じた人が多かったようです。

こうした後悔を避けるために、まず必要な設備・機能を洗い出すことから始めましょう。
リスト化して優先順位をつけ、予算に応じて取捨選択していくと、無駄な設備を避け、本当に必要なものだけを選ぶことができます。

失敗・後悔しやすいポイント⑤「建築コスト」

注文住宅の建築では、予算オーバーしやすいことも大きな課題の一つです。
しっかりとした資金計画を立てていないと結果的にコストダウンが必要となり、仕上がりの満足度が下がりかねません。
予算オーバーの主な要因としては、以下の点が挙げられます。

  • 資金計画を立てていない
  • 優先順位が曖昧
  • 土地と建物の費用バランスが悪い
  • 付帯工事費や諸費用を把握していない など

計画が曖昧だと、どこにどれだけのお金がかかるのかを把握できません。
また、全てを理想通りにしようとすると、費用が膨らんでしまいます。

こうした問題を避けるために、まずは予算の上限と優先順位を決め、施工会社と共有しておきましょう。
予算オーバーしてあれこれ削るよりも、譲れない点と妥協できる点を明確にしておいたほうが、スムーズに家づくりが進むはずです。

また、標準仕様で長期優良住宅に対応しているなど、コストパフォーマンスの高い施工会社を選ぶことも重要です。
高品質でありながらコストを抑えることができれば、予算内で満足度の高い家づくりを実現できるでしょう。

失敗・後悔しやすいポイント⑥「気密性・断熱性、防音性などの住宅の性能」

断熱性・気密性・防音性などの住宅の性能は、住み心地に直結します。
しかしながら、目に見えて確認できるものではないため、住み始めてから失敗に気づくケースが少なくありません。
住宅性能を軽視すると、次のような後悔につながります。

  • 断熱性・気密性が低く、冷暖房のコストがかかる
  • 近くに線路があり、電車の音が響く
  • 繁華街に近いため、夜の騒音が気になって眠れない
  • 近隣から「ペットの鳴き声がうるさい」と苦情が寄せられた など

断熱性・気密性が低いと外気の影響を受けやすく、夏は暑く冬は寒い家になります。
当然ながら冷暖房の設定温度も極端になり、光熱費がかさみ、不経済です。
また、外部の音が室内に入りやすくなるのと同時に室内の音も漏れやすいため、プライバシーにも関わります。

内装や設備など目に見える部分は、家具の配置でカバーしたり設備交換で解消したりできますが、住宅性能を改善するには大掛かりなリフォームが必要です。
建てる前に専門家の意見を取り入れ、断熱性・気密性・防音性の高い材料や工法を選ぶようにしましょう。

失敗・後悔しやすいポイント⑦「建築プラン」

建築プランを考える際には、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。
次のような失敗事例から、どのような点に注意すべきかを押さえていきましょう。

  • 先に土地を決めたため、希望どおりの家が建てられなかった
  • 狭小地で居住スペースを確保するために3階建てにしたが、毎日の階段移動が大変
  • 子ども部屋を人数分つくったが、子どもの独立後は使い道がない など

建築基準法や都市計画法により、土地ごとに建てられる建物には制限が設けられています。
また、土地の形状によっては希望どおりの家を建てられない可能性もあります。
土地探しから始める場合にも、家についてある程度の要望はまとめておきましょう。
土地購入から建物の設計施工まで、一貫して相談できる施工会社を選ぶと安心です。

また前述のとおり、ライフスタイルに応じて住みやすさの感じ方は変化します。
例えば、老後のために階段の傾斜は緩やかにして手すりを設置する、子ども部屋は広めにつくって間仕切りでプライバシーを確保するなど、先々の使いやすさを考えながらプランを立てることが大切です。

失敗・後悔しやすいポイント⑧「住宅ローン」

住宅ローンを組む際には、いくつかの重要なリスクを理解しておく必要があります。
無理な借入は家計を圧迫するだけでなく、返済が続けられないとなれば、せっかくのマイホームを手放さなくてはなりません。
住宅ローンで後悔している事例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 出産・育児で配偶者の収入が減り、返済が厳しい
  • 固定資産税や修繕費などの維持費を考慮せずに返済計画を立ててしまった
  • 住宅ローンの金利上昇によって毎月の返済額が増えた
  • 定年後も住宅ローンが残り、生活が苦しい など

適正な借入額を決定するためには、現在の収入だけでなく、将来的に収入が減る可能性を見込んでおく必要があります。
一方、子どもの教育費や親の介護などで支出が増える可能性もあるでしょう。
収入が減ったとしても無理なく返済を続けられるかどうか、慎重に考えることが大切です。

また、住宅ローンの返済期間は長期にわたるため、金利変動にも注意が必要です。
特に昨今は日銀の金融緩和政策が解除され、金利が上がりやすい状況にあります。住宅ローンは借入額が大きいため、金利が0.1%上昇しただけでも家計の負担は重くなるでしょう。

返済計画を考えるときは、毎年かかる固定資産税や都市計画税、修繕費などのランニングコストも見逃せません。
さらに火災や自然災害のリスクにも要注意です。もし自宅が被災しても住宅ローンの返済は免除されないため、災害に備えた保険に加入することをおすすめします。

住宅ローンは人生の中でも大きな決断です。
リスクを理解したうえで適正な借入額を設定できれば、後悔のない住宅購入になるのではないでしょうか。

失敗・後悔しやすいポイント⑨「外構・エクステリア」

外構とは門やカーポートなどの要素を指し、エクステリアはその空間全体を指す言葉です。
株式会社南勝が実施した調査によると、自宅の外構について「失敗した」と感じている人は58.0%に上ります。具体的には次のとおりです。

順位 項目
1位 天然芝
2位 玄関前の階段
3位 狭い駐車スペース、オープン外構
4位 シンボルツリー
5位 シンプルすぎるアプローチ

※出典:YouTube不動産 調べ

家の間取りにこだわる一方で、家のイメージを決定づける外構を疎かにして後悔するケースは少なくありません。
例えば、天然芝はメンテナンスが大変で、思った以上に手間がかかることが後悔の原因になります。
玄関前の階段や狭い駐車スペースは日常生活において使い勝手が悪く、オープン外構は防犯面で不安が残ります。
シンボルツリーは育成や維持管理が難しく、ウッドデッキもメンテナンスが必要です。

注文住宅を建てる際、外構を後回しにするケースも多いですが、外構は家の見た目だけでなく生活の利便性や安全性にも大きく関わります。
全体のバランスや機能性を考慮して統一感のあるデザインを目指すことにより、快適で満足度の高い住まいを実現できるでしょう。

失敗・後悔しやすいポイント⑩「庭・駐車場」

庭や駐車場の設計は建物と一体化させるのが基本ですが、実際には次に挙げるような失敗例が多く見受けられます。

  • 庭の手入れに手間がかかる
  • 全面人工芝にしたが、ガーデニングを楽しめるスペースを残せばよかった
  • 建築後に駐車場をつくろうとしたら、台数分のスペースを確保できなかった
  • 駐車場の奥行きが足りず、欲しかった車に買い替えることができない
    自転車を置くスペースがない

庭や駐車場の設計は生活の質に直結するため、慎重に計画を立てることが大切です。
庭をどのように使いたいのか、駐車スペースにはどれくらいの広さが必要なのかを事前にしっかりと考え、施工会社と相談して建物と一緒に決めるようにしましょう。

失敗・後悔しやすいポイント⑪「施工業者」

施工会社選びを誤ると、家づくりに後悔する可能性が高まります。以下は失敗につながった事例です。

  • 担当者に要望がうまく伝わらない
  • お任せしたらイメージとはかけ離れたプランを提案された
  • 予算内で話を進めていたのに、事前の説明もなく予算オーバーしてしまった
  • そもそも担当者とコミュニケーションが取りづらい など

注文住宅では、施工業者との相性やコミュニケーションが仕上がりを左右します。
少しでも違和感を感じた場合は、担当者の変更をお願いするか、施工会社を変えることを検討してみましょう。

担当者を変えるのが申し訳ないと感じて我慢するよりも、一生に一度の家づくりの方が大切です。
信頼できる施工業者と納得のいく家づくりを進めるために、慎重に業者を選び、適切なコミュニケーションを心掛けることが成功の鍵となります。

失敗・後悔しやすいポイント⑫「完成後のメンテナンス」

注文住宅は建てたら終わりではありません。
適切なメンテナンスを行うことで住まいを長持ちさせ、快適な環境を維持する必要があります。
次のようにメンテナンスの重要性を軽視すると、後悔につながりがちです。

  • 浴室やトイレなど設備の清掃を怠ったため、劣化が早まった
  • 配管の定期点検をしなかったため、水漏れが発生した
  • 外壁のひび割れを放置していたら、室内に雨水が侵入した など

定期的な点検やメンテナンスを怠ると、設備はもちろん家本体の劣化が進み、重大な不具合を引き起こすことになります。
修理や交換には大きな出費を伴うため、コストを抑える意味でも計画的にメンテナンスを行うようにしましょう。

失敗・後悔しやすいポイント⑬「住環境・隣人トラブル」

土地探しでは利便性や土地の形状、条件などを確認することが大切ですが、住んでから一番後悔しやすいのは近所づきあいです。
隣人トラブルに発展することもある主なケースとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 騒音問題
  • 境界線をめぐるトラブル
  • ゴミの出し方を巡る対立
  • 駐車スペースの利用に関する問題 など

特に古くから住んでいる人が多い地域では暗黙のルールがあり、彼らとの関係が問題になることがしばしば見受けられます。
新興住宅地であっても、子育て世帯が多いエリアに年配になってから家を建てると、子どもの声をストレスに感じるかもしれません。

土地購入前に周辺環境を調査しても、実際に住んでみないとわからないことは多々あります。
周辺環境や立地で失敗するとリカバーするのが難しいため、地域の事情や気候風土を熟知した住宅会社に相談するようにしましょう。

注文住宅を後悔しないために事前にしておくべき5つのポイント

3つの立体的なチェックボックス

注文住宅で後悔しないためにも、事前準備は念入りに行うことが大切です。
ここでは、家づくりの前にやっておくべきことを5つのポイントに絞って解説します。

家づくりの基礎知識を身に付ける

理想の住まいを手に入れることは、人生の大きな夢と考える人が多いでしょう。
ただし、家づくりの基礎知識がないまま始めると後悔が生まれやすくなります。
注文住宅は一生に一度の大きな投資ともいえるため、最低限の基礎知識を身につけておくことが重要です。

土地選び・設計・施工業者の選定・予算管理・メンテナンス計画などの基本的なポイントを理解し、慎重に計画を立てることが満足のいく住まいの実現につながります。

注文住宅の基礎知識をつけるために、以下の記事もぜひ役立ててください。

どんな生活を送りたいのか具体的にイメージする

初めての注文住宅では、自分がイメージした間取りと実際の生活に違和感を持つことがあります。
新居での生活を具体的にイメージできていなかったことが、違和感の原因の一つといえるでしょう。

インターネットやカタログなどで見た素敵な家が、自分たちの生活にマッチしているとは限りません。
まずは現在の住まいの不満点を洗い出し、家族で理想の家について話し合いましょう。

現実とのギャップを明確にし、理想のイメージを具体化するほど、施工会社に要望が伝わりやすくなります。
施工会社の的確なアドバイスも取り入れることで、違和感のない理想的な家が実現できるはずです。

希望の優先順位を決めておく

注文住宅は理想を叶えることができますが、予算との兼ね合いから妥協が必要な点も出てきます。
そのため、家づくりにおいては優先順位を明確にすることが重要です。「これは絶対に譲れない」「これはもし可能なら」といった形で優先順位をつけておくことで、施工会社との打ち合わせがスムーズに進みます。

優先事項を事前に家族で話し合い、リスト化しておくことで、具体的な要望を施工会社に伝えやすくなり、限られた予算の中でも満足度の高い家づくりが可能となります。

信頼できる施工会社を選ぶ

理想の住まいを実現するためには、施工会社との相性が重要です。信頼できる住宅会社を選ぶために、次のような点をチェックしましょう。

  • 住宅の安全性や性能が確保されているか
  • 好みのデザインが提供されているか
  • 営業担当者と円滑なコミュニケーションがとれるか
  • アフターサービスの内容は充実しているか
  • 見積額は妥当か など

これら多岐にわたる要素を総合的に評価することで、信頼できるかどうかが判断できるはずです。
施工会社は家の完成後も付き合いが続く大切なパートナーです。納得のいくパートナーが見つかれば、安心して家づくりを進められるでしょう。

時間帯や曜日を変えて土地の周辺環境を確認する

土地選びは住まいの基盤となるため、しっかりと調査する必要があります。
平日の昼間だけでなく土日祝日や夜間など、時間帯や曜日を変えて可能なかぎり現地に足を運び、騒音や交通状況、近隣の生活環境などをチェックしましょう。
自分たちで土地選びができるか不安な場合は、施工会社に土地探しを含めて相談するのがおすすめです。

土地選びから始めるなら地域に精通した地元の施工会社を選ぼう

住宅施工会社にはハウスメーカー・工務店・設計事務所などがあり、それぞれに特徴や強みがあります。
まずは理想の家づくりのイメージをある程度固め、適した施工会社に相談するようにしましょう。

特に土地選びから始める場合は、地域をよく知る地元の施工会社がおすすめです。
その土地の環境や気候風土に適した設計や施工ができるため、住みやすさの面でも理想的な住まいが実現できるでしょう。

広島・東広島・福山で注文住宅の建築を検討している方は、ぜひ山根木材ホームにご相談ください。
山根木材ホームでは暮らしやすく高品質な家を地域に根付かせたいという思いから、国の基準を満たす「長期優良住宅」を標準仕様に採用しました。

安全面も重視しており、消防署や警察署レベルの安全性能である最高レベルの「耐震等級3」を標準仕様としています。
お問い合わせ・資料請求は、下記お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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