不動産売却の流れを8つのSTEPで解説!必要な書類やよくある質問も紹介

  • 作成日:2024/08/13
  • 更新日:2024/09/11
  • 編集者:山根木材メディア編集部
不動産売却の流れを8つのSTEPで解説!必要な書類やよくある質問も紹介

不動産を売却するプロセスは、多くの方にとって複雑でわかりにくいものです。
特に初めての不動産売却では、何から始めればよいのか、どのように進めていけばよいのか、疑問や不安を感じることが多いでしょう。

この記事では、不動産売却の基本的な流れを8つのステップに分けてわかりやすく解説します。
不動産売却を検討している方は、スムーズに売却を行うためにぜひ参考にしてください。

【8STEP】不動産売却の流れ

不動産売却の流れを説明したイラスト

ここでは、不動産売却の基本的な流れを8つのステップに分けて詳しく説明します。

①相場の調査

不動産を売却する際に最初に行うべきステップは、「相場の調査」です。
これは、売却を検討している物件が現在の市場でどの程度の価格で取引されているのかを知るための重要なプロセスです。
相場を把握することで、適切な売却価格を設定しやすくなり、不当な価格設定を避けることができます。
相場の主な調査方法を3つご紹介します。

調査方法 内容
不動産ポータルサイトの利用 SUUMOやHOME’Sなどの不動産ポータルサイトを利用して、類似物件の売出価格を調べることができます。
同じエリアや物件の条件が似ている物件を参考にすることで、現在の市場の動向が見えてきます。
不動産鑑定士に依頼 不動産鑑定士は、専門的な知識と経験に基づいて物件の価値を評価します。
土地や建物の特性、法的な条件、市場の動向など、さまざまな要素を考慮した詳細な評価を受けることができます。
自治体や国の公表データ 国土交通省が提供する「土地総合情報システム」や地方自治体が発表する地価情報などを利用することで、より公的なデータに基づいた相場を確認することができます。

これらの方法を組み合わせることで、より正確で信頼性の高い相場を把握することができます。
特に、ポータルサイトでの価格調査は一般的で簡単に行えますが、鑑定士の評価や公的データを参考にすることで、相場調査の精度を高めることができます。

②一括査定依頼

相場調査を終えた後は、具体的な売却価格を知るために「一括査定依頼」を行います。
一括査定は、複数の不動産会社に一度に査定を依頼できるサービスで、短時間で各社から査定結果を得ることができるため非常に効率的です。
ここでは、一括査定を行う際のポイントについて詳しく解説します。

一括査定のポイント 内容
査定額の根拠を確認する 不動産会社ごとに査定額が異なることがありますが、それぞれの査定額の根拠をしっかり確認することが重要です。
同じ物件でも周辺環境の評価や将来の市場予測など、会社ごとに重視するポイントが異なることがあります。
信頼できる不動産会社を選ぶ 過去の実績や口コミ、会社の規模などを確認し、信頼できる会社を選ぶことで、売却がスムーズに進む可能性が高まります。
特に、大手の不動産会社は知名度が高く、広範なネットワークを持っているため、売却活動が積極的に行われる傾向があります。
提案内容の比較 どのような媒体を使って物件を宣伝するのか、どの層に向けて売却活動を行うのかなど、各社の売却戦略や広告活動の内容を比較しましょう。
これにより、売却活動がどのように進められるかを具体的にイメージすることができます。
対応の迅速さとコミュニケーションの質 質問に対する返答が迅速で明確かどうか、提案が丁寧であるかなど、信頼できる担当者と出会えるかが重要です。
特に、売却プロセス全体を通じて担当者と密に連絡を取り合う必要があるため、信頼関係を築くことが成約に繋げる上で重要となります。

一括査定を行うことで、複数の査定結果や提案内容を比較し、自分に最適な売却戦略を見つけることができます。
また、査定過程での各社の対応をよく観察し、信頼できるパートナーを選定することで、安心して売却を進めることができるでしょう。

③不動産会社の物件調査

一括査定の結果をもとに不動産会社を絞り込んだ後は、その不動産会社が実際に物件を訪れ、詳細な「物件調査」を行います。
これは、物件の具体的な状態や法的な問題がないかを確認するための重要なステップです。
不動産会社の担当者は、以下のような多岐にわたる項目を調査します。

調査項目 内容
物件の現況確認 担当者が現地を訪問し、壁のひび割れや屋根の状態などの建物の劣化状況や設備の状態、土地の形状などを詳しく確認します。
特に、外壁や屋根の状態は、物件の見た目や耐久性に大きく影響するため、入念にチェックされます。
設備の動作確認 電気、ガス、水道、排水設備、給湯器、エアコンなどの基本的なライフラインが正常に機能しているかを確認します。
これらの設備が故障している場合、修理費用が売却価格に反映される可能性があります。
土地の形状と地盤の状況 土地が平坦か、傾斜があるか、地盤が安定しているかなどを調査します。
特に、地盤が軟弱な場合、将来的に建物に影響を与える可能性があるため、地盤調査結果も重要です。
日当たりと風通し 物件の向きや周囲の建物の配置などにより、日当たりや風通しの良さを調査します。
これらは居住環境に直結する要素であり、購入希望者にとって大きな判断材料となります。
近隣環境の確認 物件周辺の環境、例えば、騒音や匂い、交通の便、商業施設や学校などの利便性を確認します。
周辺環境が良好であるほど、物件の価値が高まる傾向にあります。
法的調査 物件が建築基準法や都市計画法に違反していないか、土地の境界が明確に確定されているかを確認します。
物件が再建築不可でないかどうか、借地権が絡んでいるかなども法的観点から調査されます。

物件調査によって、物件の価値や売却価格に影響を与える要因が明らかになります。
例えば、建物に重大な欠陥が見つかった場合、その修繕費用が売却価格に反映されることがあります。
また、法的な問題がある場合、売却自体が難しくなる可能性もあるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
これらの調査を通じて、不動産会社は売主にとって最適な売却戦略を提案します。

④媒介契約

物件調査が完了したら、依頼する不動産会社と「媒介契約」を結びます。
媒介契約は、不動産会社が正式に売却活動を開始するための契約で、売主と不動産会社との間で交わされるものです。
媒介契約には以下の3種類があります。

媒介契約 内容
専属専任媒介契約 この契約では、売主は1社の不動産会社にのみ売却を依頼し、売主自身で買主を見つけることも禁止されています。
専属専任媒介契約の特徴は、販売活動が集中して行われるため、早期売却が期待できることです。
ただし、他の不動産会社を利用できないため、売却機会が限定されるリスクもあります。
専任媒介契約 こちらも1社の不動産会社にのみ売却を依頼する契約ですが、売主自身で買主を見つけることが可能です。
専属専任媒介契約と同様に、販売活動が集中して行われる利点がありますが、売主が自分で買主を見つけることができる柔軟性も持っています。
一般媒介契約 複数の不動産会社に同時に売却を依頼できる契約です。
この契約では、広範な販売活動が期待できますが、各社の販売活動が分散されるため、売却のスピードが落ちる可能性があります。

媒介契約を選ぶ際には、売却のスピードや確実性、販売活動の広がりを考慮して、自分に最適な契約形式を選択することが重要です。

⑤売却活動

媒介契約を締結した後、不動産会社は本格的な売却活動を開始します。
売却活動の目的は、購入希望者を見つけ、最適な条件で物件を売却することです。
ここでは、売却活動の主な内容とその重要性について説明します。

売却活動 内容
広告活動 不動産ポータルサイトやチラシ、SNSなど、さまざまな媒体を通じて物件の広告を行います。
特に、SUUMOやHOME’Sといった大手不動産ポータルサイトは多くの利用者がいるため、広範囲に物件情報を届けることができます。
さらに、SNSを活用することで、よりターゲット層に向けた広告が可能になります。
内覧会の実施 内覧会は、購入希望者に実際に物件を見てもらう機会です。
物件の魅力を直接伝えることで、購入意欲を高めることができます。
特に、家の中の状態や周辺環境を実際に確認できるため、オンラインでは伝わらない魅力をアピールできます。
交渉の進行 購入希望者が現れた場合、価格交渉や契約条件の調整を行います。
この際、不動産会社が仲介役として売主と買主の間で交渉を進め、双方が納得できる条件で合意することが重要です。
特に、価格交渉は売却価格に大きく影響するため、慎重に進める必要があります。

売却活動の成功は、購入希望者の興味を引き、最適な条件で売却を実現するための鍵です。
不動産会社のプロモーション戦略や交渉力が、売却の成否に大きく影響することを理解しておくことが重要です。

⑥売買契約

購入希望者が見つかり、価格や条件が合意に至ったら、「売買契約」を締結します。
このステップは、不動産売却のプロセスにおいて非常に重要で、正式に売却が成立する瞬間でもあります。

売却契約の手続き 内容
契約書の作成 売買契約書には、売買の条件、物件の引渡し時期、手付金の金額、違約金の条項などが明記されます。
契約書は売主と買主双方にとって非常に重要な書類であり、契約条件を明確にしておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
手付金の受領 契約時に、買主から売主に手付金が支払われます。通常、売買価格の5%から10%程度が相場であり、契約成立の証としての役割を果たします。
手付金は、契約が円滑に進むための保証金として機能しますが、買主が契約を破棄した場合、手付金は没収されることがあります。
物件の状態に関する保証 売買契約書には、売主が物件の状態について保証する内容が含まれることがあります。
設備の故障や隠れた欠陥が発見された場合にどう対処するかが明記されることが一般的です。
これにより、売主は引き渡し後のトラブルを避けるため、契約時に物件の状態を正確に伝えることが求められます。
違約金の確認 契約破棄が発生した場合の違約金について明記されています。
売主が契約後に売却をキャンセルする場合、手付金の倍額を買主に返還する義務が生じることがあります。
ローン特約の確認 買主がローンを利用して購入する場合、買主がローンの審査に通らなかった場合、契約が無効になるというローン特約が契約書に含まれることがあります。
ローン特約は、買主にとって重要な安全策であり、売主にとってもリスクを管理するための重要な項目です。

売買契約が成立した後は、物件の引き渡しに向けて準備が進みます。
この時点で、売主と買主の合意が正式に成立しているため、売却プロセスは最終段階に入ります。

⑦引き渡し

売買契約が完了したら、次のステップは「引き渡し」です。
これは、物件の所有権が正式に売主から買主に移転するプロセスであり、不動産売却の最終ステップでもあります。
引き渡しは、慎重に行う必要があり、いくつかの重要な手続きが伴います。

引渡の手続き 内容
残金の受け取り 引き渡し前に、買主から売主に残金が支払われます。
残金の支払いが完了した時点で、所有権の移転が確定します。
この残金の支払いは通常、司法書士の立ち会いのもとで行われ、売主はその場で支払いを確認します。
物件の明け渡し 残金の受領後、売主は物件の鍵を買主に渡し、正式に物件を引き渡します。
この際、売主は物件の状態を確認し、引き渡し時のトラブルを防ぐために、現況確認を行うことが一般的です。
現況確認では、引渡し時に物件の傷や設備の不具合がないかを双方で確認し、問題があれば解決策を話し合います。
各種書類の提出 引き渡し後には、所有権の移転登記や各種契約書類の提出が必要です。
登記の変更は司法書士が担当し、法務局で手続きを行います。
また、税務署への申告もこのタイミングで行う必要があります。
登記が完了することで、買主は正式に新しい所有者として法的に認められます。
公租公課の清算 引き渡し時には、固定資産税や都市計画税などの公租公課の精算が行われます。
これらの税金は、引き渡し日を基準として、売主と買主の間で日割り計算されます。
引越しと清掃 引き渡し前に、売主は物件を空にし、清掃を行います。
特に、室内のクリーニングをしっかりと行うことで、買主に良い印象を与えることができます。
引越し業者とのスケジュール調整も重要です。

引き渡しが無事に完了すれば、売却プロセスはほぼ終了となります。
残りの手続きとして、税務申告を適切に行うことが求められます。

⑧確定申告

不動産を売却した後には、「確定申告」を行う必要があります。
不動産の売却益には譲渡所得税が課されるため、その計算と申告を正確に行うことが重要です。
確定申告の手続きは、売却後に適切に対応しなければ、税務上の問題が発生する可能性があります。

引渡の手続き 内容
必要書類の準備 確定申告には、売買契約書や領収書、仲介手数料の明細などが必要です。
これらの書類は、譲渡所得の計算や各種控除を受ける際に使用されますので、売却後すぐに整理しておきましょう。
また、修繕費用や取得費用に関する領収書も、譲渡所得の計算に影響を与えるため、しっかりと保管しておくことが大切です。
税務署への申告 確定申告の期限は、通常、売却した翌年の2月16日から3月15日までです。
この期間内に、必要書類を揃えて税務署へ申告を行います。
申告を忘れると、追加の税金が課される可能性があるため、必ず期限内に申告を行いましょう。
控除の確認 不動産の売却に際して、適用できる控除がいくつかあります。
例えば、居住用財産を売却した場合、最大3,000万円の特別控除が適用されることがあります。
これにより、課税対象となる譲渡所得が大幅に減少する可能性があるため、自分が適用できる控除を確認し、正しく申告することが重要です。。
譲渡所得の計算 譲渡所得税は、不動産の売却価格から取得費用や譲渡費用を差し引いた金額に対して課税されます。
取得費用には、購入時の費用だけでなく、改修費用や登記費用も含まれます。
延納や分割納付の手続き 譲渡所得税が多額になる場合、一括での納税が難しいことがあります。
その場合、税務署に相談することで、延納や分割納付が認められることがあります。
ただし、延納には利子がかかる場合があるため、事前に条件をよく確認しておくことが必要です。

確定申告を正確に行うことで、譲渡所得税を適切に支払い、税務上のトラブルを避けることができます。
特に、税金に関する手続きは複雑な場合が多いため、専門家のアドバイスを受けることも一つの選択肢です。

不動産売却に必要な書類

不動産の購入契約書の上に家の模型と鍵とペンが置かれている

不動産を売却する際には、多くの書類が必要です。
これらの書類は、売買契約や引き渡し、さらには税務手続きにおいても非常に重要です。
以下の表で、主要な書類とその用途を整理しました。

書類名 用途・内容 取得先
登記簿謄本 物件の所有権や権利関係を証明。物件の正確な情報を把握するために使用される。 。 法務局
公図・地積測量図 物件の敷地配置や面積を示す。土地の境界線や面積の確認に使用され、境界トラブル防止に重要。 法務局
建物図面・建築確認済証 建物の構造や間取り、建物が建築基準法に適合していることを証明。購入希望者が物件の詳細を把握するために必要。 法務局,新築時に発行された書類
固定資産税納税通知書 固定資産税額の確認や、売却時の税額日割り清算に使用。過去の税金支払い状況も確認され、未納がないことを証明するために重要。 市区町村役場から送付される書類
身分証明書・印鑑証明書 売主の本人確認および、契約書類の正当性を証明。印鑑証明書は契約書に押印された印鑑が正規のものであることを証明する。 市区町村役場
住宅ローン残高証明書 残債のある住宅ローンの残高を証明。売却代金からローン完済のための計算に使用される。 ローンを利用している金融機関

また、書類に関して注意すべきことを下記にまとめました。

注意事項 内容
書類の有効期限に注意 特に印鑑証明書は、発行から3か月以内のものが有効です。
契約が長引く場合には、再度取得する必要があるため、タイミングに注意しましょう。
必要書類の不足を防ぐ 書類の不備や不足は、売却手続きを遅らせる原因となります。
売却を検討し始めた段階で、必要な書類を早めに確認し、事前に揃えておくことが大切です。
登記内容の確認 登記簿謄本に記載されている情報が最新で正確であることを確認してください。
もし変更がある場合は、早めに修正手続きを行いましょう。
住宅ローンの完済手続 住宅ローンが残っている場合、売却代金でローンを完済する手続きが必要です。
この際、残高証明書を金融機関から取得し、完済手続きがスムーズに行えるよう準備しておきましょう。

これらのポイントを押さえることで、書類の準備がスムーズに進み、安心して不動産売却を進めることができます。
不動産売却は多くのステップを経て行われるため、書類の準備を怠らず、万全の体制で手続きを進めましょう。

不動産売却でよくある質問

床の上に置かれた木製のQ&AのロゴのAを持っている様子

不動産の売却は多くの手続きを伴うため、初めて経験する方にとっては不安や疑問がつきものです。
ここでは、不動産売却のプロセスにおいて特によく寄せられる質問について、詳しく解説します。
売却をスムーズに進めるために、これらのポイントを理解しておきましょう。

不動産を売却するのに何日かかる?

不動産を売却するのにかかる日数は、物件の種類や市場状況、売却の方法によって異なります。
以下に、一般的な売却プロセスとそれぞれのステップにかかる日数をまとめました。

ステップ 具体的な内容 必要日数(目安)
売却の決定と準備 相場調査、不動産会社の選定、一括査定の依頼などの準備を行う。 2週間〜1ヶ月
媒介契約の締結 不動産会社と媒介契約を結び、売却活動を正式に開始する。 1日〜1週間
売却活動の実施 広告掲載、内覧会の実施、購入希望者との交渉などを行う。 2週間〜3ヶ月以上
売買契約の締結 買主が決定し、売買契約を結ぶ。 1週間〜2週間
売買契約後の手続き ローン審査、登記手続き、書類の準備などを行い、引き渡しに向けた準備を行う。 1ヶ月〜2ヶ月
物件の引き渡し 最終的な引き渡しを行い、売却代金の受領を完了する。 1日

全体の所要期間の目安:2〜3ヶ月(最短)〜6ヶ月以上(長期)

この表からもわかるように、不動産の売却にかかる日数は非常に幅があります。
特に売却活動の期間は、物件の立地や価格設定、市場の状況に大きく左右されます。

もし、売却を急ぐ場合は価格を下げて早期売却を目指すことも可能です。
しかし、その場合、売却価格が市場価格よりも低くなるリスクがあります。
一方で、時間に余裕がある場合は、適正な価格で売り出し、時間をかけて売却活動を進めることが推奨されます。
このように、売却のスケジュールは柔軟に考え、状況に応じて調整することが大切です。

不動産を売却したらいつ入金される?

不動産を売却した後、入金が行われるタイミングは、売買契約の内容や手続きの進行状況によって異なります。
通常、入金のタイミングは2段階に分かれています。

最初の入金は「手付金」と呼ばれるもので、売買契約を締結した時点で買主から売主に支払われます。
手付金の額は、通常、売買価格の5%から10%程度が相場です。
手付金の入金は、売買契約書が締結された直後に行われるため、比較的早い段階で受け取ることができます。

次に、残りの売買代金が支払われるのは「引き渡し時」です。
物件の引き渡しと同時に、買主から売主に残金が支払われます。このタイミングでは、通常、司法書士が立ち会い、所有権の移転登記が行われます。
登記手続きが完了した段階で、売主の口座に残金が振り込まれる流れとなります。
引き渡しまでの期間は、売買契約の締結後1ヶ月から2ヶ月程度が一般的です。

ただし、売却が完了してからの入金が遅れるケースも考えられます。
例えば、買主がローン審査で問題を抱えた場合や、何らかのトラブルが発生した場合などです。
そのため、売買契約を結ぶ際には、入金のタイミングや条件を明確にしておくことが重要です。
また、売却代金の受け取り後には、ローンが残っている場合、その返済も含めた資金計画を立てておくことをお勧めします。

売却プロセスを理解してスムーズな不動産売却を実現しよう!

不動産売却は、相場の調査から始まり、契約や引き渡し、さらには確定申告に至るまで、多くのステップを経て完了します。
各ステップを理解し、計画的に進めることで、売却をスムーズに進めることが可能です。
また、必要な書類を事前に準備し、よくある質問や注意点を押さえることで、トラブルを避け、納得のいく取引を実現できます。
不動産売却は一度限りの大きな取引であるため、慎重かつ計画的に進めて不動産売却を成功させましょう。

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この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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