毎日使うお風呂を、もっと快適でおしゃれな空間にしたいと思いませんか?
タイルの色や種類、照明、収納など、ちょっとした工夫で浴室の印象や使い心地は大きく変わります。
この記事では、家族のみんなが日々のバスタイムを楽しく過ごせる、おしゃれで快適な浴室リフォームのポイントを解説。
実際の施工事例も交えながら、理想的なリフォームを叶えるヒントをお届けします。
お風呂のリフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
リフォームでお風呂をおしゃれに仕上げるポイント
お風呂をもっとおしゃれな空間にしたいけれど、「どこから手をつければいいか分からない」という人も少なくないでしょう。
そこで、おしゃれなお風呂を作るリフォームのポイントを紹介します。
①デザインに統一感をもたせる
お風呂をリフォームするなら、ただ綺麗にするだけでなく、自分好みの空間にしたいですよね。
そこで重要なのが、デザインの統一感です。
まず、ショールームやカタログを見て、どんなお風呂にしたいのかイメージを固めましょう。
白と黒のモノトーンでまとめれば、洗練された西洋風のスタイリッシュな空間に。
大理石調の素材を取り入れれば、高級感あふれるラグジュアリーな雰囲気に仕上がります。
また、桧などの木材を使うことで、日本の温泉旅館のような温かみのある和の空間に仕上げることも可能です。
これらの素材や色を、壁、床、浴槽、洗面台など、浴室のあらゆる部分に統一することで、より一層おしゃれなお風呂を実現できます。
②アクセントパネルを取り入れる
ユニットバスの壁に使用するパネルは、木目調や石目調、モザイク柄など、各メーカーからさまざまなデザインのパネルが発売されています。
カラーも優しいパステルカラーからシックなダークカラーまで豊富に揃っており、選び方次第で家族の暮らしにフィットするおしゃれなお風呂を実現できます。
例えば、ベースを清潔感のある白にしつつ、一面だけ木目調のパネルを取り入れることで、温かみのある空間を演出できます。
また、モザイクタイルのパネルでアクセントをつければ、個性的なお風呂に仕上がるでしょう。
デザインのテーマに合わせて照明や小物をコーディネートすれば、さらにおしゃれな空間を作り上げることができます。
③浴槽の形にこだわる
出典:リクシル 浴槽の種類
お風呂のリフォームで、浴槽の形を選ぶことは、まるで部屋のインテリアを選ぶようなもの。
同じ浴室でも、浴槽の形一つで雰囲気は大きく変わります。
例えば、一般的な長方形のストレート浴槽は、シンプルでどんな浴室にも合わせやすいのが特徴です。
一方、丸みのあるラウンド浴槽は柔らかな印象を与え、高級感も演出できます。
また、コーナーが斜めにカットされたコーナー浴槽は洗い場が広くとれるため、家族が多いご家庭や、ゆったりと半身浴を楽しみたい方におすすめです。
さらに最近では、たまご型の浴槽などの個性的な形状の浴槽も人気を集めています。
たまご浴槽はその独特なフォルムによって、空間に優しい雰囲気をプラスできます。
浴槽の形を選ぶ際にはデザインだけでなく、機能性も考慮しましょう。
例えば、断熱材の有無によって保温性が変わったり、素材によって滑りやすさが異なったりします。
また、浴室の広さやご自身のライフスタイルに合わせて、サイズや形状を選ぶことも重要です。
ショールームなどでは、さまざまな形状の浴槽を見比べることができます。
実際に足を運んでみて、座ったり、寝転がったりして、自分にぴったりの浴槽を見つけてみるのもよいでしょう。
④浴槽の素材を厳選する
浴槽の素材は、浴室の雰囲気や使い心地を大きく左右する大切なポイントです。
見た目の好みはもちろん、耐久性やお手入れのしやすさなど、さまざまな点を考慮して選ぶ必要があります。
浴槽の素材で最も一般的なのはFRPです。
軽くて加工しやすく、価格も比較的安価なため、デザインの自由度が高いのが特徴です。
ただし、表面が軟らかく、傷がつきやすい点がデメリットとして挙げられます。
一方、人造大理石は天然の大理石のような美しい模様が特徴で、高級感があります。
滑らかで温かみのある肌触りが心地よく、保温性も高いです。
ただし、FRPに比べて高価です。
また、表面が硬い特性上、追い焚き機能を後から追加できないケースが多い点がデメリットになります。
ホーローは、鉄板の上にガラス質の釉薬を焼き付けた素材です。
表面が非常に硬いので耐久性が高く、綺麗な状態を保ちやすいのが特徴です。
ただし熱伝導率が高く、冬場は冷たく感じることがあるかもしれません。
浴槽を選ぶ際にはそれぞれの素材の特性を理解し、ご自身のライフスタイルや浴室の環境に合ったものを選びましょう。
もし小さなお子様がいるご家庭なら、滑りにくい素材を選ぶとよいでしょう。
高級感を出したい場合は、人造大理石がおすすめです。
⑤おしゃれなシャワーを採用する
ユニットバスの場合、浴槽や壁パネルはメーカーのラインナップから選ぶことが多いです。
しかし、シャワーヘッドはデザインや機能性の選択肢が豊富に揃っています。
シャワーヘッドは単に水を出すだけでなく、浴室の雰囲気を大きく左右するアイテムです。
例えば、オーバーヘッドシャワーは、まるでホテルのような高級感を演出できます。
また、シャワーヘッドの形状や穴の大きさによって水圧や水の広がり方が変わり、浴び心地も大きく変わります。
近年では、節水効果の高いシャワーヘッドや、頭皮ケアに特化したシャワーヘッドなど、機能性も充実しています。
おしゃれなだけでなく機能性も重視したいという方は、ぜひさまざまなシャワーヘッドを比較検討してみてください。
⑥照明で雰囲気を演出する
浴室の雰囲気は、照明の選び方によっても大きく変わります。
照明一つでリラックスできる空間になったり、気分転換できる空間になったりします。
天井に設置する照明には、浴室全体を穏やかに照らす「ライン形状」の照明や、小さい照明を数箇所に配置する「ダウンライト」などが人気です。
また最近では、光の色温度や明るさを調整できる「調光」や「調色」機能が付いた照明も増えてきました。
ゆっくり湯船に浸かってリラックスしたい時は、光量を落として暖色系の光にすると落ち着いた雰囲気を作り出すことができます。
一方、朝のシャワーの時間には、白色系の光で明るく照らすことでシャキッと目を覚ますことができます。
⑦ガラス張りで開放感を演出
「狭い浴室をリフォームで広く見せたい」と考えている方もいるでしょう。
現実的にスペースを増やすのは難しい場合でも、壁やドアをガラス張りにすることで、視覚的に開放感を演出できます。
ガラスにすることで光が浴室全体に届き、明るく広々とした印象になります。
プライバシーが気になる場合は、すりガラスなどの透け感が抑えられたガラスを選ぶのがおすすめです。
ただし、ガラス張りの範囲が広いと水滴などが目立ちやすく、掃除の手間が増える点には注意が必要です。
ガラス張りにして開放感を演出したい場合、ガラスの種類や設置場所を工夫することで、浴室をより快適でスタイリッシュな空間にすることができます。
⑧浮かせる収納にする
浴室にシャンプーボトルなどが散らばると、掃除が大変になるだけでなく、雑多な雰囲気に見えてしまいます。
そんな悩みを解決してくれるのが、浮かせる収納です。
浮かせる収納は壁に直接物をつけられるので、床に物を置く必要がなくなり、掃除の手間を省けます。
また、視覚的にすっきりとした印象を与えるため、浴室を広く見せる効果もあります。
タカラスタンダードのホーローパネルは、浴室だけでなく洗面台もマグネットで物がつけられるため、浮かせる収納に最適です。
他のメーカーのユニットバスでも壁の中に銅板が入っていることが多く、マグネットが使える場合があります。
浮かせる収納を活用すれば、浴室を清潔で美しい空間にできます。
⑨ミラーはなしも可
浮かせる収納を取り入れることで、カウンターや棚が不要になり、浴室をすっきりとした印象にできます。
また、掃除の手間をなるべく省きたいなら、ミラーをあえて設置しないという選択肢も一つです。
アクセントパネルを広く見せたい場合などにもこれらの工夫はおすすめです。
最小限のアイテムで、開放感のある浴室を実現できます。
⑩外の景色を取り入れる
浴室の外に植栽や坪庭を設け、大きな窓を取り入れることで、まるで自然の中にいるような開放的な空間を実現できます。
窓から見える緑豊かな景色は心身にリラックス効果をもたらし、バスタイムをより豊かなものにしてくれるでしょう。
窓を開ければ、風を感じながら露天風呂のような気分も味わえます。
浴室自体も自然光を取り込むことで明るく、開放的な空間に生まれ変わります。
⑪オーダーメイドでデザインにこだわる
猫足のバスタブを使いたい、タイルで個性的な浴室にしたいなど、理想のバスルームは人それぞれです。
ユニットバスにこだわらず、オーダーメイドで浴室を作れば、オリジナリティあふれる理想の空間を実現できます。
最近では、浴室に使えるおしゃれなタイルもたくさん出ています。
最近では、水回りに適したタイル材も豊富に発売されています。
デザインだけでなくお手入れのしやすさなども考慮しながら、自分だけの特別な空間を作ってみるのもよいでしょう。
お風呂のリフォーム実例
憧れのおしゃれなバスルームを実現するために、まずはたくさんの事例を見てみるのが一番です。
そこで、山根木材が手がけたお風呂のリフォーム実例を6つご紹介します。
事例写真とともにご紹介していきますので、こちらを参考にしつつ、理想のお風呂のイメージを描いてみてください。
実例①木目と大理石調のシックなお風呂
築28年の住まいを、夫婦二人暮らしの新しいスタートに合わせてスタイリッシュにリフォームしました。
お風呂場は、木目と大理石調のシックなデザインで、大人な雰囲気に一新しています。
また、ミラーレスのシンプルな空間にしたことで、日々の掃除の手間を省くことが可能に。
浴槽には白のスクエア型を採用し、無駄を削ぎ落とした清潔感あふれるおしゃれな浴室が完成しました。
実例②ブルーのアクセントパネルで明るい印象に
ご両親から受け継いだ家をリフォームして住むことになった30代のご夫婦の実例です。
小さなお子様がいらっしゃるため、木のぬくもりを感じられるあたたかい空間にしたいというご要望がありました。
浴室にはブルーのアクセントパネルを取り入れて、明るく清潔感のある空間へと一新。
木の温もりのあるカウンターとの組み合わせが、ナチュラルで優しい雰囲気を演出しています。
実例③洗面脱衣室と合わせたモノトーンのお風呂
築50年の家を遊び心あふれる二世帯住宅にリフォームしました。
浴室にはブラックのパネルを取り入れて、モノトーンでコーディネートしています。
洗面脱衣室のクロスとも色を合わせ、統一感のあるシックな空間に。
昔ながらの風合いは残しつつ、現代的な要素を取り入れたお風呂場に仕上がっています。
実例④愛着のわくストライプのお風呂
築40年の実家を家族みんなが快適に過ごせる空間にしたいと、水回りを中心にリフォームを行いました。
浴室は壁をストライプ柄にすることで、明るく開放的な空間へ一新しています。
さらに、LDKの床には無垢材を採用し、キッチンをアイランド型に変更。
自然光が差し込む、あたたかみのある空間に生まれ変わりました。
水回りの機能性はもちろん、家族が集まる気持ちのよい空間へと大きく変身しました。
実例⑤光と風が入る明るいお風呂
築50年の家を「光と風」をテーマに、あたたかみのある空間にリフォームしました。
浴室は明るいブラウンのアクセントパネルが印象的で、木のぬくもりを感じられるシンプルながらも飽きのこない空間となっています。
控えめながらも、程よいおしゃれさが光ります。
温もりと清潔感を両立することで、日々のバスタイムがより豊かな時間へと生まれ変わります。
実例⑥ホワイト系で統一した清潔感あふれるお風呂
築41年の住まいを、家族の健康と快適さを第一に考えて全面リフォームした実例です。
リビングやトイレには抗ウイルス機能を持つフロア材を採用し、小さなお子様も安心して過ごせる空間に仕上げています。
お風呂場は、ホワイトと明るいグレーを基調にした清潔感あふれる空間になっています。
汚れが目立ちやすい分こまめに掃除ができ、綺麗な状態を長く保つことができます。
古くなった住まいが家族そろって安心して暮らせる快適な空間へと生まれ変わりました。
リフォームでおしゃれなお気に入りのお風呂を
毎日使うお風呂だからこそ、心地よい空間にしたいですね。
おしゃれで快適なお風呂にリフォームすれば、1日の終わりのバスタイムがより一層楽しみになるはずです。
山根木材では、ご家族の暮らしに合ったおしゃれなお風呂のリフォームをご提案いたします。
お風呂のリフォームでお悩みの方は、お気軽に山根木材にご相談ください。
お客様一人ひとりのご希望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。
※弊社では、広島県内を施工エリアとさせていただいています。