福山市の学区ガイド|子育て世帯に人気の小学校・中学校を紹介

  • 作成日:2025/03/05
  • 更新日:2025/03/05
  • 編集者:山根木材メディア編集部
福山市の学区ガイド|子育て世帯に人気の小学校・中学校を紹介

マイホームの購入や引越しを考える際、子育て世帯にとって重要なポイントの一つが「学区」です。
子どもが通う学校の環境や通学の利便性は、多くの親にとって気になる点でしょう。

本記事では、広島県福山市における公立小学校の学区情報や、人気の中学校の特徴など、子育て世帯の家づくりや引越しに役立つポイントを解説します。
福山市に住みたいけれど、どの地域が子どもにとって最適なのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

学区が家づくりや引越しにおいて重要な理由とは?

女の子が赤いランドセルを背負って姉と一緒に通学している様子

そもそも、なぜ学区が家づくりや引越しにおいて重要視されるのでしょうか。
ここでは、代表的な4つの理由を紹介します。

子どもにとって最適な教育環境を提供できるから

公立の小学校・中学校に子どもを通わせる場合、居住地が属する学区によって、通う学校が自動的に決まるのが原則です。
しかし、教育方針や特色は学校ごとに異なります。例えば、進学実績が高い学校、課外活動に力を入れている学校、地域密着型の教育を実践する学校など、さまざまな選択肢があります。

子どもの個性や将来の目標に合わせて最適な教育環境を提供するには、子どもに合った学校の学区にある物件を選ぶことが大切です。

通学の利便性と安全性を確保できるから

学区は地域の公立学校への通いやすさを考慮して決められているため、学区内の学校に通えば、短い通学距離で子どもが無理なく通学できます。
学校までの距離はもちろんのこと、歩道の整備状況や交通量といった通学路の安全性、公共交通機関の利便性なども学区選びの重要なポイントです。

小学生の子どもが通学する場合、小学校までの距離は1km以内、時間にすると15分前後が理想的です。
通学時間が短くなれば、学校生活や家庭学習に使える時間が増えるというメリットもあります。

学区は地域の治安や住環境にも関連しているから

学区の選択は、子どもの通学や教育環境だけでなく、地域全体の治安や住みやすさにも影響します。

福山市は、県内で広島市に次いで2番目に人口の多い市であり、中心部の繁華街では犯罪発生率が周辺市町に比べて高い傾向があります。
しかし、郊外の閑静な住宅地エリアは比較的治安が良く、良好な住環境が保たれています。
治安の良いエリアには子育て世帯が集まりやすく、行政による子育て支援も充実しているケースが多く見受けられます。

このように、人気の学区を選ぶことで、家族全員が安心して生活できる可能性が高まるでしょう。

不動産価格に影響するから

人気のある学区は、その他の学区に比べて不動産価格が高くなる傾向にあります。
これは、親の年収が高い世帯ほど子どもの教育に力を入れる傾向があり、価格が高くなったとしても人気の学区にマイホームを構えるケースが多いためです。

そのため、学区選びは家づくりや住まい選びにおける予算計画にも直結します。
さらに、将来的に不動産の売却を考える場合、学区は資産価値にも学区が影響を与える要素となります。
学区選びは、子どもの教育環境を整えるためだけでなく、資産運用や資産形成の観点からも重要なポイントといえるでしょう。

福山市内で人気の小学校

福山市内には、公立小学校85校と、小中一貫教育を行う義務教育学校2校があります(2024年5月1日現在)。
ここでは、市内のエリア別に人気の小学校の特色を紹介し、各校があるエリアの特徴についても解説します。

なお、福山市では学校選択制度を導入しており、居住学区の小学校よりも距離の近い隣接学区の小学校に通学することも可能です。

【南部エリア】福山市立水呑小学校

福山市立水吞小学校

引用:福山市立水吞小学校

福山市の南部エリアは瀬戸内海に面しており、海岸部には港湾施設や工業地帯が広がっています。
福山駅周辺には中心市街地が形成されており、駅前や幹線道路沿いには商業施設や行政機関が集中しています。
交通インフラも整っており、JRや幹線道路を利用した移動がスムーズにできる利便性の高いエリアです。

福山市立水呑(みのみ)小学校のある水呑エリアは、福山駅周辺の中心部から車で約15分の距離にあり、子育て世帯からも人気のエリアとなっています。

水呑小学校は児童数が743人(2024年度時点)と、市内でも規模の大きな学校の一つです。
教育目標として「自ら学び 心豊かで たくましい 水呑っ子の育成」を掲げ、児童の自主性や豊かな心を育む教育に力を入れています。

【南部エリア】福山市立常石ともに学園

福山市立常石ともに学園

引用:note 教育観は一日して成らず【訪問:常石ともに学園】

福山市立常石ともに学園は、瀬戸内海沿いの常石町に位置する義務教育学校です。
2022年に日本初の公立イエナプラン教育校として開校し、全国的に注目を集めています。

イエナプラン教育はオランダ発祥の教育法で、異年齢の子どもたちが一緒に活動するのが特徴です。
対話・遊び・仕事(学習)・催しの4つの基本活動を通して、子どもの自主性や社会性を育みます。

同校では、1〜3年生と4〜6年生で異年齢クラスを編成し、子どもたちが自主的に学び、考える力を養っています。
地域との連携も重視しており、地元企業や住民との交流を通じて実社会での学びを深めるカリキュラムが組まれています。

公立のため地域優先ですが、特定の学区指定はありません。
同校の開校によって全国からの移住者も増え、地域活性化にも寄与する人気校です。

【中部エリア】福山市立緑丘小学校

緑丘小学校

引用:ステタディピア 緑丘小学校

福山市の中部エリアは、JR福山駅やJR東福山駅周辺に市街地が広がる一方で、農村地域も共存するエリアです。
住宅地が多く、生活環境が整っているほか、学校や公共施設も充実しており、住みやすい地域として人気があります。

中部エリアにある福山市立緑丘小学校は、1976年に設立された公立小学校です。
2024年度の児童数は607人で、市内でも比較的、児童数が多い学校の一つです。
福山市春日町に位置しており、広島大学附属福山中・高等学校に隣接しています。

同校の特徴は、児童の自主性を重んじる教育方針を掲げている点です。
児童会活動や地域との連携イベントを積極的に行っており、学区民運動会や緑丘フェスティバルなどの行事は、児童・保護者だけでなく地域住民からも好評です。また、音楽発表会にも力を入れており、児童たちが発表に向けて努力する姿は、保護者からも高い評価を受けています。

【北部エリア】福山市立道上小学校

福山市立道上小学校

引用:福山市立道上小学校

福山市の北部エリアは、山間部を中心とした自然豊かな地域です。
観光名所や温泉地が点在するほか、農林業が盛んに行われています。
交通アクセスはやや不便ですが、自然の中での暮らしを望む人には魅力的なエリアです。

福山市立道上(みちのうえ)小学校は、市北部の神辺町(かんなべちょう)に位置する公立小学校です。
創立150年以上の歴史があり、児童数は629人です(2024年度時点)。

同校は地域学習に力を入れており、総合的な学習の時間を通じて、児童が地元の歴史や環境について調査・発表する活動を行っています。
ユネスコスクールのキャンディデート校(国内審査を通過してユネスコ申請中の学校)となっており、持続可能な社会の実現を目指した教育に力を要れている学校として注目されています。

福山市内で人気の中学校

次に、福山市内で人気の中学校について見ていきましょう。
市内には公立中学校30校、義務教育学校が2校、国立中学校が1校、私立中学校が5校あります(2024年5月現在)。

広島大学附属福山中学校

広島大学附属福山中学校

引用:Rakutano 広島大学附属福山中学校

広島大学附属福山中学校は、市内でも特に人気の高い国立の共学校です。
中高一貫校で、偏差値60以上の高い学力水準を誇ります。
約120人の募集人員に対し、毎年600人以上の志願者が集まり、合格倍率は毎年4.5倍以上となる難関校です。

進学実績や教育内容に対する口コミ評価も多く、保護者や在校生からも高い支持を受けています。

福山市立福山中学校

福山市立福山中学校

引用:ステタディピア 福山市立福山中学校

福山市立福山中学校は、2004年に広島県東部で初めて設立された併設型の公立中高一貫校です。
市の西部、赤坂町に位置し、周辺は緑が多く落ち着いた環境にあります。
偏差値は50台後半で、市内でも難関校の一つです。

国公立大学の進学率が高く、運動部・文化部ともに部活動が盛んな点が特徴です。
最寄り駅から距離はあるものの、周辺の治安の良さも安心材料となっています。

盈進中学校

盈進中学校

引用:盈進中学校

盈進(えいしん)中学校は、中部エリアの千田町にある私立の中高一貫共学校です。
小高い山の上に広がる広大な敷地内に、マルチメディア教室・食堂・剣道場・柔道場・野球グラウンドなどの充実した設備を備えています。
また、沖縄の中学生との交流や韓国でのフィールドワーク、希望者向けの海外語学研修など、国際理解や文化交流のプログラムも充実しています。

このように多様な教育プログラムと進学指導が特徴で、口コミでも高評価を得ています。

英数学館中学校

英数学館中学校

引用:ステタディピア 英数学館中学校

英数学館中学校は、福山市南東部の引野町(ひきのちょう)にある私立の中高一貫校です。
小学校も併設されており、小学校から最大12年間通うこともできます。
市街地から近いため、交通アクセスも良さも魅力の一つです。

同校は、英語教育や国際交流に力を入れており、「英語イマージョン・プログラム」を導入しました。
国語以外の授業をすべて英語で実施するのが大きな特徴です。
グローバルに活躍したい生徒やその保護者から高い支持を得ています。

福山暁の星女子中学校

 

引用:Rakutano 福山暁の星女子中学校

福山暁の星(あけのほし)女子中学校は、南部エリアの西深津町(にしふかつちょう)にある私立の女子校です。
福山市の中心部に近く、周辺には商業施設や住宅が多く立ち並び、生活利便性の高いエリアに位置しています。

カトリック系の私立学校で、静かで落ち着いた環境の中で女子教育に特化したカリキュラムが組まれています。
宗教行事をはじめとする学校行事が豊富で、自主性を重んじる教育と合格実績が魅力の一つです。

学区選びは総合的に判断!子どもに最適な学校を見つけよう

福山市には、公立の小中一貫校や中高一貫校、国私立の小学校・中学校など、多彩な教育環境が整っています。
公立小学校も特色が豊かで、学区によって教育方針が異なるため、慎重に選ぶことが大切です。

通学環境、学校の教育方針、施設の充実度、地域の治安、口コミや地元の評判などを総合的に判断し、子どもに最適な学区を選びましょう。

福山市で家を建てる際に学区選びで迷った場合は、地元密着の住宅会社に相談するのも一つの方法です。

例えば、山根木材ホームは福山市をはじめとする広島県内で累計1万棟以上の住宅を手がけてきた実績があり、お客様のライフスタイルや子育てのニーズに合わせて、最適なエリア・土地・建築プランをご提案できます。

まずは、ホームページから資料のご請求またはお問い合わせをお待ちしています。

お問い合わせ・資料請求は、下記お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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