駐車場リフォームの費用相場は？塗装の種類やカーポート設置について

駐車場は利便性のみを考えれば良いと考える方もいますが、駐車場は住まいの外構の印象を左右します。
また、駐車場リフォームの種類は多く、希望するリフォームによって必要な費用が大きく異なります。

この記事では駐車場の種類やそれぞれの費用相場をまとめました。
これから駐車場のリフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

駐車場のリフォームの舗装の種類と費用相場・特徴

駐車場の地面には、車の重さに耐えられる強い舗装が必要です。
土の上に舗装をせず、そのまま車を駐車することも可能ですが、天候により足元や車自体が汚れやすくなるでしょう。
また、雑草や砂埃のせいで住まいの美観が損なわれる可能性もあります。

ここでは、一般的な駐車場の舗装の種類をまとめました。

アスファルト舗装　3,000円〜8,000円／㎡

アスファルトは一般的な道路と同じ素材です。
アスファルト舗装の駐車場には、次のようなメリットがあります。

• 透水性があり水溜まりができにくい
• 汚れが目立たない
• 表面にざらつきがあり滑りにくい

ただし、夏の暑さで表面が柔らかくなる・経年劣化が早い・耐久性が低い・黒色以外が選択できないなどのデメリットも存在します。

コンクリート舗装　10,000円〜15,000円／㎡

コンクリート舗装はアスファルト舗装よりも明るい印象に仕上がるものの、必要なコストは上がります。
コンクリート舗装のメリットは次の通りです。

• 施工が早い
• 耐久性が高い
• デザインが豊富

コンクリート舗装の駐車場は一定のコストはかかるものの、思い通りのデザインが形にできます。
コンクリート舗装は、自宅駐車場に選ばれることが多い代表的な舗装方法です。

砂利舗装　2,000円〜／㎡

砂利舗装は非常に手軽な価格でできる駐車場の舗装方法です。
砂利舗装のメリットは以下を参考にしてください。

• 手頃な料金（車1台分のスペースなら10万円程度）
• 歩くと音がするので防犯対策にもなる

しかし、砂利の間から雑草が生える・少しずつ砂利が沈むまたは散って減少してしまうなどのデメリットがあります。
そのため、砂利舗装の駐車場は定期的なメンテナンスが必要になります。

インターロッキング舗装　7,000円〜9,000円／㎡

インターロッキングとは、インターロッキングブロックを噛み合わせて並べた舗装であり、タイル柄のような美しいデザインの駐車場が作れます。
インターロッキングを活用すれば、整備された公園のような美しい外構となります。
ただし、下地造りが重要かつ手作業でブロックを噛み合わせていくことから、職人のスキルに仕上がりが左右されます。

人工芝舗装　7,000円〜14,000円／㎡

人工芝は安価なものを避ければ駐車場にも使える強度を持っています。
どの季節も美しい緑色の駐車場は爽やかなイメージになります。

また、駐車場全面を人工芝にするのではなく、ポイントとして人工芝を活用するのもおすすめです。
人工芝はDIY可能と考える方もいますが、駐車場の場合は十分な転圧が必要なため、専門業者に依頼するのをおすすめします。

カーポートの種類と費用相場・特徴

駐車場にカーポートを用意すれば、車を雨や雪から守れるだけでなく悪天候時の車の乗り降りが楽になります。
そのためスペースに余裕があるのなら、カーポートを設置すると良いでしょう。
カーポートの費用相場は次の通りです。

カーポートはサイズや耐久性などで値段が変わる

先ほどの表を見ると、費用相場に大きな差があります。
カーポートは、サイズ・デザイン・強度・耐久性などで本体のコストが異なります。

しかし、寒冷地に暮らしている方は積雪に耐えられる強度のカーポートを選ぶ必要があります。
駐車予定の車の台数が多く、デザインにもこだわりたいと考えているのなら、余裕のある予算を用意しましょう。
カーポートの設置を検討している方は、実物を事前に確認すると良いでしょう。

カーポート自体をリフォームする場合は撤去費用もかかる

現在カーポートがある場所に新しいカーポートを設置する場合には、既存のカーポートの撤去費用もかかります。
カーポートの撤去に必要な費用は3万円〜6万円程度になります。
また、カーポートの設置先の舗装状態によっても必要なコストが異なります。

駐車場を仕切るアイテムの種類と費用相場・特徴

駐車場と道路の間にフェンスやゲートで境界線を作れば、より防犯性を高められます。
駐車場を仕切るアイテムに必要な費用の例は、以下の通りです。

• チェーンポール：8万円程度〜
• 手動オープンゲート：20万円程度〜
• 電動オープンゲート：60万円程度〜
• 電動シャッター：120万円程度〜

この費用相場は1台分のカーポートを参考にしています。
駐車場のサイズが大きくなるほど、必要コストも増えていきます。

駐車場をリフォームする際の注意点

駐車場をリフォームする際には、次の注意点を意識しましょう。
事前に十分な準備をすることで理想的な駐車場リフォームが実施できます。

どこまでの性能を求めるか家族で話し合う

駐車場のリフォームは、求める性能が高くなるほど必要コストが上がります。
家族の希望やお住まいの地域の気候に適した駐車場について事前によく話し合いましょう。

カーポートの設置も考えているのなら、写真のみでなく実際の商品を確認しましょう。
カーポートが想像したイメージと違う仕上がりになると、外構の印象も理想とかけ離れてしまいます。

車の出し入れを最優先に考えたプランを練る

駐車場は住まいの外観の印象を左右する部分でもありますが、第一に車の出し入れがしやすいものである必要があります。
切り返しがしにくい・乗り降りしにくいような駐車場では、車を駐車するたびにストレスを感じるでしょう。

具体的に駐車場には、最低でも周囲1メートル以上の余裕を持つことをおすすめします。
また、家族の運転技術や周囲の見通しも考えたプランを練ると良いでしょう。

複数のリフォーム業者で相見積もりを取る

その他のリフォームにも言えることですが、リフォームに必要な費用は業者によって異なります。
アフターサポートの内容もそれぞれ違ったものになります。

駐車場のリフォームを依頼する業者を探すなら、複数のリフォーム業者から相見積もりを取りましょう。
同時に、業者の対応や担当者との相性も見極められると良いでしょう。
安心して駐車場リフォームを任せられる業者が見つかれば、その他の外構リフォームも依頼しやすくなります。

ガレージを作る時には建築確認申請が必要

駐車場にガレージを作る時には建築確認申請が必要になります。
またサイズやお住まいの地域次第で、カーポートの設置にも建築確認書の申請が求められます。

駐車場リフォームに確認申請が必要か分からないという方は、専門家に相談するか適切なアドバイスをしてくれるリフォーム業者を探しましょう。
建築確認申請は毎年の固定資産税に影響を与えます。

駐車場のリフォーム施工例

最後に、駐車場のリフォーム成功事例を3つ紹介します。
自分と家族が希望する駐車場はどのようなものか考えてみてください。

門扉を撤去し駐車場を1台から2台分に広げたリフォーム

駐車場前のジャバラ門扉とブロックをなくし、1台分しかなかった駐車場を2台分に増やしたリフォーム実例です。
施工例で動画ではその施工過程を見ることができます。

雨の日でも濡れずに自宅に入れるカーポートを設置

カーポートを玄関横に設置し、雨の日でも濡れずに帰宅できる設備を整えました。
天候に左右されずに外出しやすくなり、雨の日に感じるストレスを少なくできたとのことです。

ビルトインガレージを設置して趣味の空間に

車が趣味のご家庭では、ビルトインガレージを設置して、車の手入れスペースと駐車場を一体化させました。
車のメンテナンスに必要な道具はガレージ内に収まり、趣味の時間を楽しめるようになっています。

まとめ

駐車場リフォームでは、家族の希望・予算・求める性能を事前に明らかにしておき、理想的なリフォーム内容を決めると良いでしょう。
駐車場のデザインにもこだわれば、住まいの印象を大きく変えられます。

希望通りのリフォームを実現させるためにも、複数のリフォーム事例を確認したりリフォーム業者に問い合わせしたりしてみてください。
安心してリフォームを任せられる業者を見つければ、今後の外構リフォームを依頼しやすくなるでしょう。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。
私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったリフォームプランをご提案します。

今なら「リフォームまるわかり大辞典」を無料進呈中です。お問い合わせ・資料請求は、下記お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。
※弊社では、広島県内を施工エリアとさせていただいています。