福岡県小郡市は福岡県の中央部に位置しており、福岡市にアクセスしやすく子育て支援が充実した地域として移住者から人気を集めています。
市内には住宅街と田園地帯の両方が存在し、利便性と長閑な雰囲気が両立しているのです。
今回の記事では、小郡市の特徴や魅力とともに、移住時に知っておくべき注意点をまとめました。
福岡県内で移住先を探しているのなら、ぜひ参考にしてください。
福岡県小郡市とは
小郡市は「おごおりし」と読み、福岡県と佐賀県との県境に位置する地域です。
人口は6万人程度であり総面積45.51平方キロメートル、東北部には花立山、西北部にはなだらかな丘陵、中央部分の西側に住宅地帯、東側に田園地帯が広がっています。
市内には九州自動車道と大分自動車道の2つの高速道路が通っており、7つの西鉄天神大牟田線の駅と5つの甘木鉄道の駅が存在します。
複数の交通手段が選択可能で、小郡市から福岡市内へは30分程度で移動できるのです。
このような理由から小郡市は、都市部への通勤通学がスムーズであり、利便性を備えながら自然を感じる暮らしが叶う移住先として、人気を集めています。
小郡市には、いくつものレジャースポットや観光地もあるため、週末のお出かけ先にも困ることはないでしょう。
小郡市は移住先として高い人気を長期的に維持し、平成11年から令和4年まで世帯数が増え続けています。
地方移住が一般的になった今では、引き続きその人気は高まっていくでしょう。
福岡県小郡市の魅力と特徴
写真提供:福岡県観光連盟
ここでは、小郡市の魅力や特徴についてまとめました。小郡市への移住を検討しているのなら、小郡市が人気の移住先である理由を知っておきましょう。
複数の路線が通り交通の便が良い
小郡市には西鉄大牟田線と甘木鉄道の2つの路線が走っています。西鉄大牟田線の三国ヶ丘駅から西鉄福岡駅までは30分程度で到着可能です。
甘木鉄道は基山駅にてJR鹿児島本線とつながり、博多はもちろん佐賀・熊本・長崎方面にもアクセス可能です。
さらに北九州自動車道と大分自動車道のクロスポイントである鳥栖JCTまですぐに移動できる立地で、大分自動車道の筑後小郡ICも利用できます。
車移動なら、福岡空港までも約40分の距離であり、通勤通学以外に旅行や出張にも便利です。
地方移住というと「首都圏と比較して交通の便が悪くなるのでは?」と不安に感じる方が多いですが、小郡市であれば近隣都市部・他県・遠方にも行きやすいのです。
ショッピングモールや多くの飲食店があり生活しやすい
小郡市には「イオン小郡ショッピングセンター」や「マックスバリュ小郡」などの大型量販店の他に、さまざまな種類の飲食店も点在します。
そのため、別の市に遠出をしなくても生活に必要なものを揃えられるでしょう。
より大きなショッピングモールで買い物がしたいという方も、博多まで30分程度で移動できます。
緑が豊かで自然と近い暮らしができる
小郡市の中心には宝満川が流れており、川を境にして西側に住宅地・東側に田園地帯が広がっています。
小郡市の宅地開発では近隣の緑を生かした緑化が意識され、自然と近い暮らしができるように考え抜かれているのです。
また、川を挟んだ東側にある広大な農地は市街化調整区域に区分されていることから、基本的に宅地の開発や建築には制限があり、貴重な自然は自治体によって守られています。
ただし、一定の条件に沿った宅地開発は可能なため、住宅地よりも自然に近い場所で暮らしたいと考えている方は、農地周辺の土地に暮らしても良いでしょう。
子育て世帯に理想的な環境
小郡市は子育て支援を目的として、子育てしやすい環境づくりに力を入れています。
小郡市には15箇所の保育所、1箇所の幼稚園、1箇所の認定子ども園、9校の小学校、5校の中学校、2校の高校などの学校施設、多目的トイレが用意された公園や子育て支援センター、ファミリー・サポートセンターなどの施設もあります。
さらに、子育てに関するさまざまな質問に対して、適切なアドバイスが可能な「子育てコンシェルジュ」が市役所に常駐しているため、必要なサポートについて気軽に相談できる体制が整っています。
市では、小児救急医療の整備や子どもの通院・入院時の費用の助成も行っています。
歴史ある仏閣や伝統的なお祭りがある
小郡市には縄文期以降の三沢遺跡・花立山古墳を含む複数の古墳・遺跡が点在しています。
また、古くからの七夕信仰が受け継がれており、七夕の里づくりを進めているのです。
毎年七夕の時期になると、織女神を祀る七夕神社に全国から集まった短冊が奉納され、境内では「七夕神社の夏祭り」を行います。
福岡県小郡市にある観光スポット
写真提供:福岡県観光連盟
ここでは、小郡市にある観光スポットを紹介します。小郡市には七夕神社以外にもいくつもの見所があります。
如意輪寺(かえる寺)
如意輪寺は「かえる寺」と呼ばれることもあるお寺で、願い事を叶えてくれる観音様が祀られています。
約10,000体ものかえるの置物が置かれているため「かえる寺」と呼ばれるようになりました。
夏になると、願い事が書かれた風鈴が並ぶ幻想的な雰囲気を楽しめます。
城山公園
城山公園は城山の麓に広がる公園であり、四季を通じて美しい花が咲いています。
特に桜の時季には、目の前にある且田ヶ浦堤と桜のコントラストを楽しめます。
園内には花立山穴観音古墳や日子神社・日方神社も点在し、歴史を学びながらウォーキングできます。
大中臣神社
大中臣神社は隅柱入母屋造の建物であり、動物の透かし彫りや牡丹や菊が彫られた虹梁などを目の当たりにできる神社です。
境内にある樹齢660年の藤の花は「将軍藤」と呼ばれ、地元の保存会が毎年「将軍藤まつり」を開催しています。
この見事な将軍藤は、福岡県天然記念物に指定されています。
福岡県小郡市に移住する時の注意点
小郡市への移住を考えているのなら、次のような注意点を知り、必要な準備をしておきましょう。
川や田んぼの影響で虫が多いと感じる方もいる
緑が多い小郡市に東京などの都市部から移住すると、虫が多いと感じる方もいるようです。
対策は考える必要がありますが、その分自然に近い暮らしができるのです。
夜遅くまで営業している飲食店が少ない
さまざまな飲食店や小売店がある小郡市ですが、都市部と比較すると夜遅くまで営業しているお店は多くありません。
遅い時間からお酒や食事を楽しみたいと考え、福岡市まで移動する方もいるようです。
駅から離れた場所に暮らす場合には車が必要
小郡市には西鉄大牟田線と甘木線が通っているものの、駅から遠い立地に住宅を建築する・借りる際には車が必要になるでしょう。
バスを活用するという手段はありますが、通勤や通学の時間帯によってはバスの本数が限られる場合があります。
車を所持していた方が郊外への買い物やレジャーも楽しめるため、小郡市への移住を検討する方は自家用車を用意することをおすすめします。
まとめ
福岡県小郡市は福岡市まで30分程度で移動可能だという利便性と、田園地帯が広がる長閑な雰囲気が両立した地域だと言えます。
自然を感じながら便利な暮らしを実現したいと考えている方に、最適な立地であり充実した暮らしを実現できるでしょう。
小郡市への移住を考えているのなら、まずは実際に小郡市を訪れ、その雰囲気や利便性を確認してみてください。
十分な準備をすれば、より期待に沿った生活が始められます。
山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万棟を超える住宅を手掛けてきました。
私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったプランをご提案します。
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