豊かな自然と福岡空港を含む便利な交通網を有する福岡県は、人気の移住先として全国的に知られています。
また、福岡県は子育てしやすい移住先として子どものいる世帯におすすめです。
今回の記事では、福岡県が子育てに適した場所である理由について詳しくまとめました。
子育て中で移住を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
福岡県は「子育てしやすそうな政令指定都市」として全国的に知られている
福岡県の中でも福岡市は、ニュースサイト「ねとらぼ」が2023年に実施した「【社会人が選ぶ】子育てしやすそうな政令指定都市ランキングTOP20!」で一位に選ばれています。
福岡市では第二子以降の保育料無償化や、産前産後の母体のサポートとして、自宅訪問型のケアを500円で利用できる取り組みなど独自の政策を通して、誰もが安心して子育てできる環境づくりに力を入れています。
福岡県が掲げる「ふくおか子ども・子育て応援総合プラン」
福岡県では「子どもは福岡県の宝、元気の源!」という考えのもと「ふくおか子ども・子育て応援総合プラン」を策定し、子育て支援に力を入れています。
- 若者が結婚や子育てに夢や希望を持てる社会づくり
- 子どもを安心して生み育てられる社会づくり
- 子どもの健やかな育ちと自立を応援する社会づくり
福岡県は、この3つの基本方針のもと、福岡県民のライフステージを切れ目なく支援しています。
ここから「ふくおか子ども・子育て応援総合プラン」で実施されている具体的な取り組みを紹介します。どの取り組みも多くの子育て世帯にとって嬉しいものばかりです。
福岡県にこにこ家族づくりポータルサイト「にこポ」の運用
福岡県は子育て応援を目的として「にこポ」というポータルサイトを運用しています。
サイトでは、子育てに必要な情報やお出かけ先の紹介、子育て相談のみでなく、自分に適したライフプランを設計できるサービスも無料で提供しています。
子どもが体調を崩した時に助かる病院検索や病児保育支援システムも掲載されており、子育て中の世帯にとって非常に便利なサイトになっています。
「子育て応援宣言企業」登録制度を用意
福岡県の「子育て応援宣言企業」に登録した企業は、次のような取り組みを行なっています。
- 育児休業が取得しやすい環境づくり
- 育児休業期間中も職場とコミュニケーションがとりやすい仕組みがある
- 職場復帰に向けたサポートの実施
- 子育て中の社員に対する勤務時間の短縮など、社員のニーズに配慮する
- 男性の育児参加を促進する具体的な取り組みの実施
福岡県では県のみでなく、企業単位でも子育てを応援する体制を整えるために、このような取り組みを推進しています。「子育て応援宣言企業」に登録している企業は求人広告や自社サイトにて、自社の取り組みをアピールすることができます。
子育て女性就職支援センターの設立
福岡県には県内4ヶ所に「子育て女性就職支援センター」が設置されています。
支援センターでは、就職活動が難しい子育て中の女性を対象として、求人情報・保育情報の提供や就職相談など、きめ細やかな支援を行います。
子育て女性就職支援センターでは「子どもがいるから働きにくい」と感じる女性をサポートしています。
不妊に悩む方への治療支援事業を実施
福岡県(北九州市・福岡市・久留米市以外)にお住まいの夫婦には、指定医療機関での特定不妊治療(体外受精・顕微授精)や男性不妊治療を行なった場合、1回の治療につき15万円までの助成金が受け取れます。所得制限など細かな条件が設けられているため、不妊治療を考えている方は事前に問い合わせてみてください。
また、福岡県には「女性の健康支援センター」「不妊専門相談センター」も設けられており、電話で助産師や保健師に自分の体の相談もできます。
特定の慢性疾患を持つ子どもに対する助成制度
福岡県では慢性疾患を持つ子どものうち、小児がんなどの治療期間が長く高額になる疾患に対して、必要な医療費を助成しています。対象の疾患は以下の通りです。
悪性新生物・慢性腎疾患・慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・内分泌疾患・膠原病・糖尿病・先天性代謝異常・血液疾患・免疫疾患・神経・筋疾患・慢性消化器疾患・染色体又は遺伝子に変化を伴う症候群・皮膚疾患・骨系統疾患・脈管系疾患
上記の疾患かつ国が定める疾病の状態である18歳未満の児童がいる場合には、助成制度の活用を検討すると良いでしょう。
子育て応援の店による地域での子育てサポート
福岡県には18歳未満の子どもがいる家庭を対象として、ミルクのお湯の提供・ベビーベッドの利用・商品の割引サービスを提供する「子育て応援の店」を募っています。
「子育て応援の店」に登録している店舗は、福岡市のアプリやインターネットで検索可能で、小さな子どもがいてもお出かけしやすい環境が用意されています。
充実した幼児教育・保育サービスと共働き世帯サポート
福岡県には充実した幼児教育と保育サービスが用意されています。
待機児童の解消に向けて広域的な制度の見直しを行なっているのみでなく、多様な保育ニーズに対応するために、延長保育・病児保育・休日や夜間保育の推進にも取り組んでいます。
また、小学校入学後の共働き家庭の児童が安心して放課後を過ごせるように、放課後児童クラブや子どもたちが立ち寄りやすい子どもの居場所づくりにも力を入れています。
ひとり親をサポートする経済支援や相談窓口
福岡県では母子家庭または父子家庭の就職相談や養育費の相談を受け付けています。
国からの経済的支援である児童扶養手当・ひとり親家庭等の医療費に対する助成の他にも、一時的に住居を提供する事業や「ひとり親サポートセンター」を通して細かな支援を実施しています。
福岡県の中でも特に子育てがしやすい市3選
福岡県の中でも特に子育てがしやすいと言われている3つの市を紹介します。
これらの市は福岡県の子育て支援に独自の政策をプラスし、より子育てに適した環境整備に力を入れています。子育てに適した移住先を探しているという方は、ぜひ参考にしてください。
1.コンパクトシティならではの利便性がある福岡市
福岡市は、都市機能が程よいエリアにまとまったコンパクトシティであり、近隣はもちろん遠方の県にも移動しやすいという便利な地域です。冒頭でもお伝えしたように、子育て支援にも力を入れているため、子育てしやすい都市として全国的に知られています。
また、福岡市には「ふくおか安心ワンコイン」という子どもの医療費助成制度があり、制度を活用すれば3歳から中学生までの子どもの医療費を、1医療機関につきひと月500円の負担に抑えられます。
さらに3歳未満の子どもは自己負担なしで医療機関を受診することが可能です。
福岡市のその他の情報に関しては、次の記事を参考にしてください。
2.自然を感じられる住宅街で子育てできる春日市
福岡県春日市は、福岡市に隣接する都市でありながら程良い自然もある暮らしやすい地域です。
市全体が子育てを支える地域活動やネットワークづくりに力を入れているのみでなく、市内の小中学校には優れた教育環境が整っています。
春日市は閑静な住宅街と長閑な自然の両方が存在する子育てに理想的な立地であるため、福岡市と同じように多くの移住者が集まるエリアです。
春日市についての詳しい情報は、こちらの記事も参考にしてください。
豊かな自然に囲まれた生活が送れる大野城市
福岡県大野城市は福岡市の南側にあり、博多区に隣接しています。市の北部には住宅街が広がっているものの、東北部や南部には山々が連なる都市機能と豊かな自然の二つの面を持つ魅力的なエリアです。
少し足をのばせばハイキングなどのアクティビティが楽しめるため、緑に囲まれた環境でのびのびとした子育てを希望している方におすすめです。
まとめ
福岡県は「子どもは県の宝である」という考えから、県全体で子育て支援に力を入れています。
子育てしやすい場所への移住を考えているのなら、福岡県への移住も選択肢としておすすめできます。
福岡県で受けられる子育て支援についてより詳しく知りたいという方は、最新の情報を福岡県に問い合わせてみてください。
山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万棟を超える住宅を手掛けてきました。
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