リビングのリフォームで個室を作る方法とは?費用相場や注意点を解説

  • 作成日:2024/02/15
  • 更新日:2024/06/04
  • 編集者:山根木材メディア編集部
リビングのリフォームで個室を作る方法とは?費用相場や注意点を解説

リビングの使い方は家族によって異なります。広い開放的なリビングが良いと考える家族もいれば、緩やかに空間を区切りながら自分の時間を自由に過ごしたいと考える家族もいるのです。

今回の記事では、リビングに個室を作るリフォームについてまとめました。
リビングに勉強や趣味に集中できる空間を作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

リビングに個室を作る方法と費用の目安

リビングとダイニングを仕切ることができる間取り

リビングに個室を作る方法には、壁でスペースを囲むのみでなくさまざまなアイデアがあります。
ここでは、いくつかの代表的なアイデアとともに必要な費用の相場をまとめました。

リフォームで壁を作る 10〜25万円程度

リビングの個室でもしっかりとプライバシーを確保したい場合は、壁やドアを設けて完璧な個室を作るのをおすすめします。
ただし、リビングを完全に区切る個室を作ると、リビングの彩光や風通しに悪い影響を与える可能性もあります。

また、将来的に個室が不要になった時には撤去工事が必要となるので、リビングに個室を作る前には長期的に使用するかどうか考えておくと良いでしょう。

リフォームで可動式の間仕切りを作る 20〜50万円程度

可動式の間仕切りを後付けしてリビングに個室を設けるという方法もあります。
可動式の間仕切りにはさまざまなデザインが用意されており、透け感のあるものを選べば間仕切りを閉めた時の圧迫感を軽減できます。

また、取り外し可能な間仕切りを選ぶと、ライフスタイルの変化に合わせてリビングの使い方を変えられるのです。

リフォームで壁や扉を作らずに空間を区切る 10万円程度

壁や間仕切りを使用せず、デザインの工夫で緩やかに空間を区切るという手段もあります。
具体的には、リビングに段差を設ける・床の色を変えるなどの方法で、同じ空間にいながら別スペースという認識を作るのです。

プライバシーを確保する効果は得られないものの、工夫次第でおしゃれな空間の使い方ができます。

ロールスクリーンで仕切る 1万円程度

目隠しのみを目的としてリビングを分割したい場合には、間仕切りの代わりにロールスクリーンを設置すると良いです。
ロールスクリーンであれば安価で設置可能であり、通風や彩光を確保できます。

また、開け閉めも簡単に行えることから、1日のうち限られた時間にリビングの一部を目隠ししたいという方におすすめです。

カーテンで仕切る 1万円程度

ロールスクリーンを使用した目隠しと同じように、カーテンもリビングを区切る方法として有効です。
費用はロールスクリーンの設置と同じ程度になります。
リビングに半個室の和室がある場合には、目隠しにより来客時に生活感があるものを隠したり家族のプライバシーを確保したりする使い道ができます。

家具を置いて空間を区切る

家具を使ってリビングを緩やかに区切るという方法もあります。例えば、背の高い本棚でリビングを区切れば、目隠しと同時にリビングの収納量も増やせるのです。
すでに適した家具を持っている方は、リフォームコストをかけずにリビングに新しい空間を作れます。

リビングに個室を作るメリット

明るい室内でタブレットを操作する女性

リビングに個室を作るメリットには、次のようなものがあります。

一人の時間を大切にできる

家族が集まるリビングでも読書や趣味を楽しみたい、集中して子どもに勉強をさせたいと感じることがあるものです。
リビングに個室があれば、自分の部屋に籠るのとは違った感覚で一人の時間を大切にできます。
個室から出ればすぐ家族の顔が見えるような距離感で、思い思いの時間を過ごせます。

光熱費の節約になる

家族がそれぞれ自分の部屋で過ごしていると、真冬や真夏には何部屋もの冷暖房を使用することになります。
しかし、リビングに設置した個室であればリビングの冷暖房のみで家族全員が快適に過ごせるのです。
特に電気代が高騰している今では、家族が同じ場所にいるだけで光熱費の節約効果が得られます。

リビングの使い方が増える

リビングは食べ物を食べる・テレビを見る・家族が団欒する場所というイメージが強いものの、リビングに個室があればリビングで趣味を楽しんだり勉強をしたりできるようになります。
リビングの使い方が増えて今まで以上にリビングの使用頻度が高くなれば、家族が自然にリビングに集まります。

リビングに個室を作るデメリット

リビングに個室を作るリフォームには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。
ここでは、リビングに個室を作るデメリットを説明します。

リビングが狭くなる

リビングに個室を作ると、リビング空間が分割されてリビング自体は狭くなります。
元からコンパクトなリビングの住宅では、圧迫感がある仕上がりになる恐れがあるのです。
自宅のリビングに個室を作るだけの面積があるかは、リフーム業者に相談の上で事前に十分検討しましょう。

リフォームコストがかかる

リビングに壁や間仕切りを設けるためには一定のリフォームコストがかかります。
素材や仕上がりにこだわれば、よりコストが高くなるものです。
個室を作るコストを抑えたいのなら、本棚などで空間を区切る方法を試してみましょう。

リビングに個室を作るアイデア3選

ここでは、リビングに個室を作成する際のアイデアを3つ紹介します。

リビングダイニングを仕切って冷暖房効率UP

個室のあるリビングスペース

広いリビングダイニングは冷暖房効率が悪く、リビングを使用せずダイニングのみを使う冬の朝に、なかなかダイニングが温まらないという問題があります。
リビングとダイニングを後付けの間仕切りで仕切り、用途に合わせて間仕切りを開け閉めすることで冷暖房効率を向上させることができます。

リビングを区切りプライベートの書斎を作る

書斎スペースを設けたリビング

書斎などのプライベート空間がない家では、リビングにコンパクトな書斎スペースを設けることで自分だけの空間を実現できます。
個室は完全にリビングと区切る形にすることで、リビングの音を気にせず読書などの自由な時間を楽しめます。
書斎から出ればすぐに家族の顔が見えることから、プライベートの時間を確保しながら家族とのコミュニケーションもとることができます。

リビングに作った個室を子ども部屋にする

机で勉強をする子ども

リビングで子どもが遊ぶことが多く、常にリビングが片付かない・来客時に困ると感じている方には、リビングに間仕切りを設置して子ども部屋を作るのをおすすめします。
リビング内に子ども部屋があることで、両親は子どもが遊ぶ様子を見ながら家事を進められます。
また、急な来客時には個室を閉めて整ったリビングでお客を迎えられます。

リビングに個室を作る際の注意点

リビングに個室を作る際には、次の注意点を把握しておきましょう。
注意点を知っていれば、個室作りに失敗するリスクを減らせます。

用途を事前に考えないで作るべきではない

用途を考えずにリビングに個室を用意した結果、何にも活用されない・ただの物置になってしまったという失敗事例は少なくありません。
「何のためにリビングに個室を用意するのか」目的を明確にして、目的に適した設備・広さ・区切り方の個室を検討しましょう。
また、将来の用途も考えた上で可変性のあるリビングにすると、暮らしの変化にも対応することができます。

リビングの使い方が増えるリフォームがおすすめ

リビングの使い方が増えるようなリフォームができれば、日常生活はもちろん特別な日にも使いやすいリビングが手に入ります。

例えば、リビングに壁を作ってしまうのではなく取り外し可能な間仕切りを設置すれば、間仕切りを外してリビングを広げ、大人数のゲストを招いてのパーティーも開催できます。
よく実施うるイベントや今後起こり得るリビングの用途も考え、家族がいつでも使いやすいリビングの形を考えてみましょう。

リビングリフォームをする前には家族みんなの意見を確認する

リビングは家族全員が集まる大切な場所です。住宅の中心と言っても過言ではありません。
そのため、リビングのリフォームは一人で決めるものではなく、家族全員の意見を尊重することが大切です。
家族の意見がまとまらないようであれば、時間をかけて話し合いを行い、家族全員が楽しく過ごせるリビングを実現しましょう。

まとめ

パソコン作業をする手元

リビングに個室を作れば、家族はリビングで思い思いの時間を過ごせるようになります。
リビングの使い道が広がり、これまで以上にリビングが家族の集まる場所に変わるのです。
ただし、リビングに個室を作る方法にはさまざまなものがあります。

壁に限らず間仕切りやカーテンの活用により、緩やかにリビングを区切れば、家族の気配を感じながら読書や勉強に集中できます。
この記事を参考に、自分たち家族に適したリビングのスタイルは何か考えてみましょう。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。
私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったリフォームプランをご提案します。

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※弊社では、広島県内を施工エリアとさせていただいています。

この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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