山根木材リモデリング株式会社
設計・積算係 住宅医 村田 知也
昨今、中古住宅の流通の活性化やリノベーションが一般に認知されるようになりましたが、それに伴い見かけだけの改築・リフォームが溢れていることが問題になっています。
住宅医は、かかりつけの医者のように、患者(=既存住宅及びその施主)の状態をきちんと把握して対処できる住宅の改修(リフォーム、リノベーション)のスペシャリストです。私は、お客様にとって真に最適なリフォームをご提案するためにこの資格を取得しました。
住宅医は既存住宅を調査し、建物の状態を診断することと、診断をもとに最適な設計をし、リフォームにつなげることが役割ですが、私は最も大切にしていることはお客様がどのような悩み、建物がどのような悩みをもっているかを診断することです。
一般的にお客様がリフォームを検討される際はリフォーム後の見た目から始まることが多いです。しかし、実際は何年もの月日を過ごしたお客様それぞれに物語が必ず存在します。プロの目線からこうした方がいいではなく、お客様が現在の住まいでどのように過ごされてきたのかを親身にお伺いすることを大切にしています。リフォームはお客様にとって千差万別なので、お客様にとって一番のご提案をすることが私達の役割だと考えています。
リフォームにおいて、「現地調査」はとても重要であり、山根木材のリフォームでもご提案の段階で必ず実施します。
具体的な例でいうと「シロアリの調査」は広島のリフォームでも必ず実施したほうがよい調査です。広島には住宅に影響を及ぼすシロアリが主に3種類生息していますが、危険度がそれぞれことなります。危険度が高いシロアリが生息している場合は、大掛かりな対策が必要ですが、実はあまり神経質になる必要のない危険度の低いシロアリも存在します。危険度の低いシロアリが生息している場合は、大掛かりな対策が必要でないこともあり、コストを抑えることもできます。
住宅医は専門家の方と情報交換や勉強会の機会が多く、その際にさまざまな方に「山根木材の施工品質はしっかり管理されていますね」とよく言われます。施工品質とは主に工事現場についてのことですが、現場がきれいであること、丁寧な仕事をしていること、美しい仕上がりであることなどです。
また、古民家のリフォームなど特殊な設計が必要な現場でも高く評価いただいています。わかりやすい例ですと、現代の住宅は角材で構成されていることが多いので、施工技術は標準レベルでも可能です。それに対して古民家は丸太材が多く、構造が複雑なので、特殊な設計技術が必要です。
山根木材のリフォームでは千差万別の現場に対して最適なリフォームができる点が評価をいただいているのだと思います。
一般的にマンションのリフォームでは無垢の木を使うことが少ないのですが、無垢材を使うことは法律上は問題ありません。(一部制限がある場合があります)しかし、コストを抑えられる壁紙や建材を使用することが一般的になっており、無垢材を利用したリフォームはまだまだ少ないのが現状です。
山根木材では、無垢材をつかって「マンションでこんなことできるんだ」と言っていただけるようなご提案が可能です。
お客様の住まいを住み継ぐために、木材を利用した健康寿命を延ばすためのリフォームをご提案してまいります。
当社は強引な営業行為は行いません。リフォームに関するお悩みなどお気軽にお問合せください。